胡桃の感想記
DiaryINDEX|past|will
2004年09月23日(木) |
◇映画「ヴァン・ヘルシング」 |
Studio Life「DRACULA」の記憶がまだあるので、どうも主人公ヘルシングよりドラキュラと花嫁たちが気になってしまった。いけない、いけない、すべてがLifeの世界になってしまう〜〜(笑)。 娯楽映画の王道って感じでストーリーも分かりやすく、映像も豪華だったので大画面で観る作品だなと思った。 オープニングのモノクロエピソード、フランケンシュタインのシーンは雰囲気があり(従来の作品をモチーフとしているのだが知らない私が見ても)良いのだが、ヘルシング最初のお仕事のターゲット、ハイド氏(ジキル博士とハイド氏)は、もの凄い巨体でいかにもCG!!という感じで安っぽかった。私のハイド氏のイメージとあまりにも違いすぎてちょっとショック。 意外だったのは、ウルフマンの出番が少なかったのと、花嫁の一人・マリーシュカがさっさと退治されてしまったこと。 そしてヘルシングとアナ王女はいつ惹かれあったのか分からないまま、終盤でキスシーンがあっても・・・無理やりそこだけロマンス? アナ王女の人物描写はとても浅いものの、キリリとしてとても格好良かった。 最近のハリウッドも戦う女性が格好良くなったよなぁ。 カールも期待以上にいい味出していたし。勿論、ヘルシングはヒーローで格好良かったけど、過去を全編で匂わしていた割には、なんだかあやふやだった(分かりにくかったという訳ではなく、あっさりしすぎ)。
割と早く映画に興味を持ち(Life公演つながりで/笑)、前売りを買ってから、TVやラジオで宣伝が始まったのだが「5分に一度驚く」とか「ヴァン・ヘルシング!!(叫)」とかで、なぁ〜んか観る気が失せてしまった。 あの宣伝はちょっと・・・ちなみに5分に一度も驚かなかったし(笑)。
ストーリー展開がテンポ良くて、カールの運の良さに感心しつつ・・・でもラストで狼男になったヘルシングに殺されるアナ王女ってどうなの?身体能力は勿論の事、ドラキュラや花嫁に絡まれても生き延びたアナ王女なのに・・・。 死ぬ前にちゃんと薬をヘルシングに打って狼男を治してからって所が、健気なヒロインで涙を誘うけど(それまでのアナ王女はヒロイン度よりも凛々しさが勝っていた)、結局ドラキュラ退治に400年を費やした一族は途絶えてしまったのか。 ドラキュラ滅亡で一族は皆、天国へ行けたのだけど・・・ラストでいきなりファンタジック? う〜ん・・・。
最近、女性演出家・倉田さんの舞台ばかり観ていたからか、男性の方がドリーマー(なんだその表現は・・)とか思ってしまった(笑)。 アナ王女はラストでヒロイン度UPだけど、それまではドラキュラの花嫁・アリーラのような気がする・・・小悪魔っぽくてかわいかったから。 それにしてもドラキュラの子供たちにはビックリだったな・・・。大量の幼虫の群?
そうそう前売券のおまけで貰ったショッキングピンクの変身後のドラキュラのマスコット、後ろにゴムが付いていて用途がイマイチ分からないのだけど、“トランシルバニア製”!!(←ドラキュラ伯爵生誕地です) 本当かどうかは分からないけど(笑)こういう凝り方って大好き♪
|