胡桃の感想記
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2004年05月28日(金) 「A New Life」シアター・ドラマシティ

井上芳雄くんのコンサート。
会場は補助席も並び大盛況。以前は東京・草月ホール(約500人)3公演(←うろ覚え)だったのにビックになったなぁ。
という訳で距離が遠い(笑)。9列目なので観やすかったけど。
東京6公演後10日ほど空き、忘れた頃やってきた大阪公演(本人談)。演出は当然豪華になっていたものの(前回は自分でスタンドマイクを片づけていたし)、ちょっと毒入り辛口本音トークは健在。このトークがまた楽しい。

第一幕は井上くんの過去をミュージカルナンバーと共に振り返るというもので、本人の録音ナレーションが分かり易いのだけど・・・ちょっと不思議で世界に入り込めなかった(ごめんなさい)。
でも1曲目の「星から降る金」(MOZART!)ですでに酔いしれ、全くその気のなかった後日発売予定の写真集を買わなきゃ!!と思ってしまった(見事ハマっているのか、私・・・)。
ただあまり知っているミュージカルナンバーが少なくて・・・ロードウェーバーのメドレーすら分からなかった。
聴いた事があるなぁと思ったのが、「オペラ座の怪人」のナンバーだったなんて。2回も観たのに、私の記憶力って〜。
印象深かったのは「King Herod’s Song」(ジーザス・クライスト・スーパースター)は井上くんにはちょっと意外だったけど、好きなナンバーだったし、日本語歌詞を改めて聴けたのが嬉しかった。
そしてラストは「僕こそ音楽(ミュージック)」(MOZART!)。
やっぱり知っているナンバーはいいなぁ〜と久々の歌声に酔いしれて休憩。

第二部は日本の歌。プログラムを見るまで唱歌とかかと思っていたよ、私。
良かった〜外れて!!(当たり前だ)
しっかーし、最初2曲が「胸の振子」「恋のバカンス」と古い!
「胸の振子」はこのコンサートの音楽監督・服部隆之さん(1965年生まれ)のおじいさんが作曲された歌なので、本人も歌詞の意味がよく分からないと・・・(笑)。
「恋のバカンス」については「恋をしたうえにバカンスをするんですよ。バカンス・・・有休もとるなんて、凄い歌ですよねぇ。皆さんも歌詞をみて家に帰ってからいろいろ考えて下さい」とのコメント。・・・そんな風に考えた事はなかったわ〜。
で、この歌の途中で井上くんは円筒をシャカシャカしながら歌っていたから、“変な楽器・・・今回はバンドも7人いるのに、やってくれる人はいなかったのか?それともノリがいい歌だから本人がやりたかったのかな?”と考えていたら、それは卒業証書!!
最後には頭上で広げて、動き回り見せびらかしていた・・・面白い人。舞台での気品ゼロ(笑)。
暖かい拍手とほのぼの笑いの中、卒業報告する井上くん。そういう所は、とても真面目で礼儀正しさがビシッと出るから凄いと思う。
「国立大学を、皆さんよりちょっと長くなりましたが卒業できました。それを還元しようと思います(笑)。いえっ、そういうわけじゃないですけど(笑)」と卒業試験で歌ったオペレッタ「セレナーデ」を熱唱。
以前TV「誰でもピカソ」で山口祐一郎さんに「国立は皆の税金だから、皆の金で大学にいっているんだ云々」といわれた事を、しっかり(ちゃっかり)自分のモノにしているのはさすが(笑)

井上くんの舞台もいいけど、とにかくMCが面白いから、2年に1回くらいコンサートもやってくれるといいなと思う。
今日はコンサート千秋楽で、終了時間が延びていたので、日帰りにしなくて良かった。
今回は1公演だったけど、大阪で2公演とかあったら普通に行ってしまいそうな自分がちょっと怖い・・・(笑)。


胡桃 |MAIL

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