今日のおたけび または つぶやき

2014年12月15日(月)  ねむいよね



聞くまで若干ドキドキしてたのだけど、

いつも通り楽しくて、ましゃのラジオ愛もひしひしと感じられて、とても安心しました。

終わることへの寂しさは変わらないし、それは本当に残念だけど、

終わることへの不安も心配もまったくなくなりました。

むしろ、ましゃの初志貫徹っぷりに、また惚れ直す始末。




先週の発表以来、メディア関係者からは、

「結婚なさるのですか?」「何か大病を患われたのですか?」という

問い合わせが相次いだそう。

もちろんそのどちらでもなく、理由は「深夜の生放送が体力的にキツくなったから」。

はっきり言うと「ねむくなってきちゃったから」。

でも、「深夜放送のラジオパーソナリティは引退します」というだけのことで、

ラジオそのものをやらなくなるわけではないと。




「大した理由じゃなくてすみません」 

「違うことを期待されていた方、ほんとすみません」

なんて恐縮されてましたが、大した理由じゃないからこそホッといたしましたよ。

ま、わたしは結婚とも大病とも思ってなかったけどね。




放送中に続々と上がるネットのニュースを読み上げながら、

「『ねむいから』とか老人のコメントですよね。情けないなぁ」

「嘘つけばよかったかなぁ。

『海外進出の準備で』とか『宇宙飛行士を目指したいんで』とか」



などとおっしゃっていましたが、ちゃんと理由を言い終わったらさっそく

「なんかホッとしたら眠くなってきちゃったな。ビールのみたいな」って。




先週の予告が予想以上に大騒ぎになっちゃって、

ご本人も言いずらくなっておられたようですね。。

でも、23年間ラジオ国の国王だった方が引退なさるとなれば、

それは大騒ぎになりますよ!

以前も申しましたが、わたしは自分が生きている間はずっとたまラジは続くと

勝手に思い込んでいたのだもの。




ましゃが「深夜のラジオ」でこだわってきたことは「生放送」ということなんですって。

だんだんに眠れない夜がふえてきた思春期の頃の雅治少年は、

ラジオから聞こえてくる生放送が、唯一、自分とつながってくれている気がしていたのだそう。




故郷長崎では、その頃はまだ深夜のテレビなどなく、街も早くに寝てしまい、

もちろん親も寝てしまい、

自分のまわりがみんな寝ちゃうのに、自分だけがなんとなく寝られない。

そんな時に自分と一緒に起きていてくれてたのはラジオだけ。




だからそんな深夜放送ラジオが大好きになり、

自分もいつかオールナイトニッポンのパーソナリティになりたいと思い、

そしてその夢が叶い、生放送にこだわって、23年間をやってきたと。




初心を忘れない。ブレない。ましゃのすごいところのひとつですよね。

すごいところいっぱいありすぎるのだけど、そのなかでも本当にすごいところのひとつ。




ましゃよりももうずっと前から夜は眠いわたしは、

「録音でも全然いいじゃないの」なんて思ってたけど、

そんないい加減な気持ちではなかったのですよ、ラジオ国の国王たる方は。




他の時間帯ではどうか?という提案も局側からあったそうなのですが、

「これをやめたから、じゃあこっち、というわけにも」だそう。

そうかぁ・・・。ま、トーキングFMという人気番組もまだ続きますからね。

でもいつかまた、AMラジオにも戻ってきていただきたいですが。




弾き語りの生歌「魂リク」を惜しむ声ももちろんあって、

わたしもましゃの生歌生ギターが大好きでした。

これは絶対、今までの魂リクCD化のお願いをしておかなくては。

ましゃも、「買ってくれるなら出す」とおっしゃってくれたので。




番組最後には、

福 「わたしが眠れずに聞き始めた深夜ラジオは、

   わたしが眠くなって終了することになりました。」

荘 「そう考えると一貫してますね。理由がね。

   眠れないから始めてみたものの、眠くなったから終わる、って。」



誰がうまいこと言えと。

まるで「あるラジオパーソナリティの一生」とか題名が付きそうなセリフのやりとりに

ついつい笑ってしまいましたが、この「始めて」と「終わる」の間には、

23年という素晴らしい実績があって、つながり続けた多くのリスナーがいて、

その多くのリスナーたちの膨大な思い出があって、

ブレないラジオ愛を貫きとおしてきたましゃがいるのですよ。

だからほんとはすごく感慨深いはずなのに、

こんなにうまい言い方で笑わせてくれちゃうんだものなぁ。




わたしは最後の5年くらいしか聴けなかったことになるけど、

それでも聴けて本当にヨカッタです。

ましゃの人となりを知るのに、そしてさらに好きになるのに、

これ以上のメディアはなかったですから。




これからも続くトーキングFMは午後の放送だから、生にこだわることもないし。

これはこれで、これからもずーーーっと続いていって欲しいです。





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