| 2014年03月21日(金) |
Cut4月号 福山雅治×渋谷陽一ふたたび |
以前(Cut 2013年6月号)の渋谷陽一氏によるインタビュー、
「福山雅治はいつも闘っていた」もすごく面白かったのですが、今回も素晴らしいです。
今回のタイトルは
「福山雅治は、なぜ初めて本当の自分を歌ったのか?
最新アルバム『HUMAN』2万字インタビュー」
渋谷氏の分析がとにかくすごくて、「HUMAN」に込められたすべてを読み取り、
憎らしいくらい的確に解説してしまう。
これ読んじゃったら、これ以上の感想なんてとても言えないわ、と思うほどです。
いや、まだ聴いてないから何とも言えないけれども。
でも渋谷氏がここまで作品とその作者であるましゃのことを理解しておられるおかげで、
ましゃだけだったら自発的には語らなかったかもしれないことを、山のように引き出してくださいまして。
一言一句、本当に興味深いインタビューです。
ここまで見抜かれてしまうと、渋谷氏のインタビュー嫌がる人もきっといるのだろうなぁ。
良くも悪くも丸裸にされてしまうもの。
良さや凄さもちゃんと見抜くけど、未熟さや不勉強さも容赦なく見抜く。怖い人だわー。
渋谷氏のこの手腕は、ましゃのインタビューに関して言えば、魅力をさらに掘り出してくれた
という結果になりましたが。
つまり、丸裸にされることでさらにオトコマエ度が上がってしまったという、
ファンにとりましては喜ばしい以外の何物でもなく!
なんか急に思い出しました。
たぶん30年以上前(渋谷氏がまだ20代の頃)だと思うのだけど、
当時渋谷氏がDJをなさっていたラジオ番組にゲストでユーミンがいらして、
渋谷氏が「自分がユーミンを天才だと思う理由」をご本人を目の前にして理路整然と語って
いらしたことがありましたの。で、ユーミンは「そんなふうに分析されるのは嫌い」みたいなことを
おっしゃってて、おお、双方とも一歩も引かずだわー、なんて、ぼんやり聞いていたのを思い出しました。
分析の凄さは当時から変わっていらっしゃらない。というか、
そこを極めたからこそ超一流評論家になられたのでしょう。
その渋谷氏がおっしゃるところの「福山雅治の第二のデビューアルバム」である「HUMAN」。
今まで「なりたい自分ではなく、求められている自分になる」ことをずっと続けてきたましゃが、
初めて「なりたい自分になる」ことでできた素晴らしいアルバムなのだそう。
楽しみですね!
今夜のMステも!
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