2013年02月05日(火) |
「團十郎の歌舞伎案内」を本箱から |
また読んでみようと思って取り出してみました。
「團十郎の歌舞伎案内」 十二代目 市川團十郎 PHP新書519
2008年に出た本で、すごく面白くてもう何度も何度も読み返しましたが、
まだまだ歌舞伎初心者のわたしには、演目ひとつ観るたびにまた読み返すと
そうだったのかー、と気づかされてさらに面白い。
大学での講義を書籍化したから、というばかりでなく、
ご本人のあの穏やかでゆったりとした口調で、丁寧に優しく、歌舞伎の知識をご教授
いただいているような、そんな気持ちになれる一冊です。
なんかもう、あまりに立て続けで、歌舞伎がんばれ! 息子たちがんばれ! と、祈るばかり。
今朝の朝日新聞によると、先代歌舞伎座が工事中の1949年にも、
七代目松本幸四郎、七代目沢村宋十郎、六代目尾上菊五郎が相次いで亡くなり、
「歌舞伎界の危機」と騒がれたのだそう。
でもちゃんと乗り越えて今まで続いてこられたと。
400年の歴史の底力を信じております。
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