今日のおたけび または つぶやき

2012年03月22日(木)  大きな夢を持っていたら小さな夢が



ウォーキング途中のあちらこちらに、やっと梅が咲きましたー。

いい香り♪



最近、歩きながら意識的に長く息を吐くようにしているのだけど(4吸って8吐きながら歩く、みたいに)

梅に接近した時だけはすげー吸いっぱなし。息を吐いた瞬間に香ってきたら!と思うと吐けなくて、

やっぱり限界まで吸いっぱなし。吐かないと苦しいわよっ! ひとりで苦しがっててアホだわよっ!



でも、梅さんの方でも香りを放出したい天気とか時間とかあるみたいで、

いつでも香ってくれてるわけでもないのね。

わけへだてはしないけど、安売りもしてくれないのだ、梅の香りは。



さ、今日はTVガイドにましゃのいいお話を見つけたのでご紹介。

説得力のあるエピソードの宝庫ですな、この方は。



「生きてる生きてく」の歌詞で


 大きな夢をひとつ持っていた 恥ずかしいくらいバカげた夢を

 そしたらなぜか小さな夢が いつのまにか叶ってた


というのがあるのですが、それについて。


 
 「大きな夢を持つことで、仮にそれが叶わなかったとしても、その夢の近くにいることができたり、

 付随する小さな夢は叶っていったりするものだと僕は感じています。周りの人たちを見ても、

 本当は音楽で表舞台に立ちたかったけど、今は裏方としてのスタッフをしていたり、

 プロ野球選手になりたかったけど、ケガで諦めざるを得なかった人がスポーツマッサージの仕事を

 していたりする。僕自身も、バンドを組んで『新宿ロフト』を満員にすることが上京してきた時の

 大きな夢だったんですけど、バンドを組むことは叶わなかった。でも、東京でバンドをやりたいという

 思いがあったからこそ、音楽にまつわる夢を一つひとつ叶えることができるようになっていったんじゃ

 ないかと。そこに関しては、どんなことにも当てはまる気がしています。」




その具体例として挙げた次のエピソードがすごくステキ。



 「10年くらい前に『福山エンヂニヤリング』という番組をやっていたときに、確か長野だったかな、

 電波望遠鏡の施設があって、そこにブラックホールを立て続けに2つ発見した天文学者さんが

 いらっしゃって、取材に行ったことがあるんです。お目にかかって『連続的に発見できるものなんですか?』

 と聞いたら、『いえ、偶然ですね』とおっしゃって。実はブラックホールとは別の、違う天体を探し求めて

 いて、その研究にひたすらまっすぐ取り組んでいたら、偶然ブラックホールを2個も発見したと。

 確かに偶然だけど、物事の真理が感じられるようなエピソードだなと、僕は思ったんです。


 今自分が追い求めている夢への道がまっすぐ続いているとすると、だけど、その脇道やあぜ道、まがり道と

 いったところに、こういった思いがけない出会いや発見が待っているんだなと。

 必ず出会えるかどうかは明言できませんけど、一歩を踏み出して道を行かなければ出会うことはないわけで。

 つまり、大事なことは、一度は自分が目標とすべきところにまっすぐ向かっていくことであると。

 そうすれば、その周りにある何かと出会う可能性も広がるということを、その学者さんの体験から学ばせて

 もらいました。」



しみじみステキだ。ましゃが。

同じエピソードを聞いて、誰もがこういう風に感じて「学ばせてもらった」と言える人ばかりでは

ないと思うのですよ。「そうなんだー、ホント運がよかったですね」で終わっちゃう人もいれば、

「オレだって見つけられたハズなのに、ただ運がなかっただけだ」と、ねたんで逆恨みする人だって

いるかもしれない。でもましゃの感じ方はそうじゃない。




当事者であるその天文学者さんですら自覚してなかったかもしれない真理を、

10年前のましゃは的確に読み取り、歌詞に生かし、こんなにわかりやすく解説までしちゃう。

歳を重ねるごとにステキになってゆくのと、こういう感性や姿勢をお持ちだというのは、無関係ではあるまい。



ちなみに、これも大好きな曲ですが『明日の☆SHOW』(2008年10月リリース)の、



 憧れ描いた夢はちょっと違うけれど

 この場所で戦うよ

 倒れたって何度でも立ち上がれ



という歌詞にも、同じ想いが感じられます。


最初から諦めたり、つき進むことに手を抜いたりはしないけれど、

到達したところがたとえ自分の夢とは少し違っていたって、投げ出したりはしない。

柔軟だけど強靭な、大人の感性ですよね。




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