結局「妖怪人間ベム」が一番楽しみなドラマになってしまいました。
ベラ姐さん美しくてカッコいいし、ツンデレさんでらぶりーだし。
ベムには多くの悲しみを優しさに変えてきた圧倒的な品格があるし。
ベロは無邪気でまっすぐで、とにかく可愛らしい。
絶妙の組み合わせっすよね、この3人。
人の弱さとか醜さに立ち向かおうとする彼らが、本当は一番弱い立場に置かれ
自分たちの醜さも自覚しているというのが、なんともせつなくもあり、力強くもあり。
人間から多くの心無い仕打ちを受けてきても、彼らを全否定することはないのよね。
納得できることだったらちゃんと聞き入れて、そんな人間からでもちゃんと学んでいる。
ベラのぎょうざ作りや白線歩きしかり、ベムのハグしかり。
ベロなんてもう、仏様のようではありませんか。
助けて癒してあげることしか考えてない。
キズが痛いといえば絆創膏を貼ってやり、いい匂いの花を差し出してやり、
バケモノ呼ばわりされ蹴り飛ばされたりしてるのに
「しょうがないよ、おいらこんなだもん」と、それでもおばちゃんは優しいと庇い、
もみじの葉を拾って「こっちはベラの手」「こっちはベムの手」とふたりのことを想う。
3人の願いとは真逆で申しわけないが、
このままそんな優しくてカッコいい妖怪のままでいていただきたい。
見慣れちゃったらあの妖怪の姿も全然怖くなくなったし、
中身があんなにオトコマエってわかっちゃったからには、妖怪で何が悪い!ってなもんです。
ああ。人間って単純。
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