今日は息子の高校の卒業式でした。
子どもの「式」に出るのもこれが最後かー。次はあるとしたら結婚式くらいかー、などと思いながら。
最近の卒業式っていったいどんなんでしょ、と思っていましたが、
ふつーに祝辞や送辞や答辞があり、「仰げば尊し」と「蛍の光」を歌い、
極めてトラディショナル&オーソドックスなお式でした。
在校生代表も卒業生代表もとてもしっかりしたご挨拶でしたが、
最初から最後まで涙声で一番感極まって挨拶していたのが保護者代表だったという。
おばさんたちは涙もろいんだよ。許してやれよ。(代表になり代わり一般保護者が僭越にも弁明)
始まる前に先生が「去年は卒業生の退場の際、色々なものが投げられて飛び交ったので、
今年はそういうことがないように。もし何かモノが飛び交ったらやり直しします」とおっしゃっていたので、
去年はいったい何が飛び交ったのかしらん? と、ちょっと興味はありましたが。
結局何も飛び交わず、ブラスバンド部の奏でるステキな「3月9日」(レミオロメン)(おお!まさに今日だ!)と、
盛大な拍手に送られて、意気揚々と退場していった卒業生たちでした。
どの挨拶より、この退出風景が一番感動的でした。
涙顔あり、照れた笑顔あり、友人同士でハイタッチしてちょー満面の笑顔ありの卒業生たちが、
元気にずんずん歩いてゆく様子がすごくステキで、「行け行け! これからもどんどん行け! ひるまず行け!」と
力いっぱいエールを送らずにはいられませんでした。
あっれー? 自分にもああいう時代があったはずなのだがなー?
あんなに明るくも力強くもなかった気がするけどな?
それとも、その当時の自分が気づいてなかっただけで、
大人の目にはすごく希望に満ち溢れた若人たちに見えていたのだろうか?
自分のことはわからないものだわ。
生徒がすべて退出した後の体育館
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