| 2011年03月04日(金) |
「Endless SHOCK」3月3日夜 |
遅ればせながら帝劇開場100周年おめでとうございます。
光一さんが10年間も座長を務め続けていらっしゃるおかげで、
気づけばわたしも客として帝劇と10年間のご縁があるわけで。
舞台演劇には全く興味がなかったのに、
「『SHOCK』しか観てないというのはいくらなんでも」と思いたって他の舞台も観始めるようになり、
じわじわと興味の幅が広がり、楽しめるものも増え、今日に至っております。
舞台人のすごさ、そこから学ぶことがいかに多いかを知るきっかけを作ってくれたのは
堂本光一氏なのですわ。
で、100歳と2日の帝劇に行ってまいりました。
『SHOCK』はやっぱり1年に一度は観ておくべきだね!
しかも新年度を迎える前のこの時期に観るのがいいね!
以前にも書きましたが、
なんか元気づけられるとかなんか勇気づけられるとか、そんな背中からそっと後押し的なレベルを
はるかに超えて、問答無用にがんばる気力がわきあがる舞台ですから。
とはいえ、演じられる方々にとってはとてつもなくキツい舞台。
同じ内容でいつまでもずっとやり続ける、というわけにはいかないでしょうけれど。
今後もし、キツくて危険な演目をなくしたとしても、それに代わる、あるいはそれ以上に説得力のある
表現を、この座長ならきっと創り上げるに違いないと思っております。
去年7月の公演を観ていないので、内くんのライバル役はお初にお目にかかります。
長身で美しいビジュアルと、とてもいい声をお持ちで、お芝居もすごく良かった。
新しいリカ役の原田夏希嬢も、長身でスタイルがよくて、黒木メイサ嬢のリカを彷彿とさせる美しいシルエット。
歴代のリカにはなかった、やわらかい魅力があり、声の感じやセリフの間ひとつをとっても
控えめながら豊かな表現をなさる女優さんだなー、と。彼女が「コウイチ」とひと言呼びかけるだけでも、
これまでのリカとはまったく違う素敵な空気を感じますよ。
コウイチとの身長差は、わたしには正直まったく気になりませんでした。
あのキラキラオーラと凄まじい気迫をまとったコウイチが、
多少の身長差くらいで見劣りするわけないじゃございませんか。
惜しむらくは、内くんも夏希嬢もダンスが踊れない。(いや、踊っていたけどあの共演者たちと比べてしまうとね。)
リカはポージングだけでもどうにかなるけど、内くんはそうはいかないからね。
芝居しているとカッコいいのに、踊りだすとカッコよくなくなるというのが、ひじょーに残念でした。
なんだろな。狭い部屋に押し込められて手足が存分に動かせないまま踊ってる、みたいに見えるのだ。
でも、一緒に観た友人によると昨年7月の時よりダンスも殺陣も格段に成長しているそうだから、
まだまだこれからですね。あと1ヶ月あるしね。
せっかく舞台映えするビジュアルと声と芝居心をお持ちなので、是非ダンスや殺陣もがんばっていただきたい。
座長が最後の挨拶で「この公演で丁度折り返し。内にとってはこれからが未知の世界になる」と、
内くんを気遣われていましたが、たしかに初めての2ヶ月公演。
千秋楽には内くんもさらにオトコマエさんになっていらっしゃることでしょう。
座長に関しては、千秋楽までのご無事を願うばかりです。
舞台の板の上でも空を舞っていても美しく活き活きと頼もしい姿を観、
あの深みのある力強い声を聞くと、なんとも安心しますね。
たとえその声が「絶望して死ねぇぇぇぇ!」だとしても、もう何回聞いたかわからないけど、
どうにも嬉しくて高まるものがあります。
というか、やはり1年に一度は「SHOCK」を観て、SHOCKの光一さんを観て、
自分の中に生命力を補充するのがいいと思う。
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