唯一お天気が良かった日曜日、甥っ子の結婚式も無事に終了。
考えてみたら、私が最後に出席させてもらった結婚式が、20年前の夫の妹の結婚式。
それ以降は「身内だけで式を挙げました〜」や「わけあって入籍しませんが同居始めました」の
ご報告だけとか、式は海外で挙げるのでその前の婚約式(教会にて)だけ来てちょーだいとかで、
お式と披露宴にちゃんと出席したのは本当に久しぶり。
20年前は、新郎新婦やその友達などにしかほぼ興味はありませんでしたが、
今回は自分のお年頃的にも当然、新郎新婦のご両親ばかりが気になり、自分もいつかは(そのいつかは全く未定だが)、
あーいう風に振舞わねばならぬのだな、などとついつい観察していたり。
夫にいたっては、各テーブルを回って挨拶する義兄夫婦の姿に
「新郎の父は酒もゆっくり飲めんのね」と、あったりまえのことに気づいてがっくりしていました。
披露宴はあなたに酒をのませるのが目的の場ではございません。念のため。
義兄が新郎の父として最後の挨拶をするのを聴いて「俺もあんなことをするのか」と、さらに打ちのめされたようで。
あなたのお父さんもあなたとわたしの結婚式の時にちゃんと挨拶なさってましたけど?
そんなあたりまえのことで今さら(&今から)打ちのめされないでください、寡黙な夫よ。
寡黙でも原稿を読むくらいのことはできよう。
甥っ子が結婚すると聞いたのは去年の秋だったのですが、
それを聴いた息子の第一声。「おっ やるじゃねーか。くっそー(あらお下品) 先越されたぜ!」
いとこ軍団の最年長だから順番的には妥当。しかも、
なぜ25歳の社会人の結婚に18歳の高校生のオマエが「先を越された」という発想になるのだろうか。
対抗意識を持つポイントが間違っているような気がいたしますが。
ま、この夫にしてこの息子。そういう2人と比べると時々、
「わたしはすごくまともな常識人なのではないか」と思ったりしてしまうのですが。
比べる基準がそもそも間違ってるな。3人まとめてズレた家族でございます。
100人程度の招待客に、仲人はなく、会社の偉い方々の長いスピーチもなく、
ケーキ入刀とお色直しのキャンドルサービスと、新郎新婦それぞれの友人が一組ずつ余興を披露しただけで、
あとはまったりお食事と歓談を楽しむ、とてもなごやかで落ち着いた披露宴でした。
このくらいのまったり加減がいいね。
可愛らしくかしこい伴侶を得た甥っ子よ、幸せに。
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