日本代表メンバーの皆さんは、優勝の喜びを分かち合った翌日にはもう、
それぞれの活躍する国々へ戻られたのですね。
すぐにまた個々のチームでの試合が待っているから当然ですが、
浮き足立つ間もなく舞い上がる間もなく日常に戻るというのが、
それも全世界へ散り散りに分かれていくというのが、
いつもながらカッコよすぎじゃございませんこと!?
カッコいい冒険物語の定番ですよ。
普段はどこにいるかもわからない(いやわかっているけど)、
めっちゃ腕に覚えのある無頼漢たちが(無頼じゃなくて一流チームに所属する高給取りですけど)、
ここぞという時になぜか次々と吸い寄せられるように集い(がっつり召集されてますが)、
遠い異国で過酷な状況にありながら(だって中東)、
最高の活躍を見せてその場をおさめ(優勝だいっ!)、
そしてまた、何事もなかったようにそれぞれの場所に帰ってゆく。(大事があったことは誰もが知ってるけど)
傷ついて戦線離脱する者もいたけど(槙野! 大ちゃん! 香川っ!)
仲間たちは彼らの志と共に戦い(優勝セレモニーには彼らのユニフォームもちゃんと掲げられていたし)
再び会う時にはさらに腕に磨きをかけていることを誓い合って別れてゆく。
ほら、登場人物たちが自ら脚本と演出を完成させてくれた最高の冒険物語。
いやいや、フィクションじゃなくてリアルな出来事だから本当に凄いわけですが。
普段、日本から遠く離れた場所で活躍している人たちが、
しかも今回の開催地も中東なんてトコだからやっぱり日本から遠く離れた場所で、
だけど日本代表として日の丸背負ってあんなすごい活躍して、
終わったらまた日本に寄り道もせずにそれぞれの国に戻って、
それを私たちは「なんてカッコいい日本人なんだ!」って、日本から一歩も出ずに見てるわけです。
面白いね。
|