| 2010年05月08日(土) |
「稲佐山ライブ」DVD |
ライブは基本的に、屋内で楽しみたいわたくしです。
まずとにかく、雨になっちゃうと哀しい。
屋外は夏が多いから、キツイ日差しと気温が高いのも苦手。
日中だと照明の効果を味わえないし、モニターの映像が目立たないのももったいない。
なので、がっつり空調が効いた薄暗い屋内で、美しい照明や映像も堪能しつつ、
オトコマエな皆さま方のエンターテインメントを楽しみたいのです。
ですから正直、野外ステージしかも山の上! で行なわれた「稲佐山ライブ」DVDに関しては、
映像にはさほど期待していませんでした。それでも購入した目的はただひとつ、
珠玉の5曲からなる「稲佐山メドレー」を聴きたかったから!
実際、このメドレーは本当に素晴らしいです。何度聴いても泣けてくる。
遠い故郷を持たない自分には、こういう体験をする機会なんてなかったのに、
そのあたたかさとやさしさと懐かしさに泣けてくる。一番リピートしているのはやはりこの5曲です。
そして。
映像も素晴らしかったのですよ。お客さんたちのキラキラな笑顔も込みで。
雨にも霧にもならず、お天気に恵まれた山の上は最強です。
明るかった日中の空は、夕暮れをむかえるにつれうすいオレンジ色になり、
鳥たちが空を横切ってゆき、だんだんと闇になってゆき、
月が見え始め、ステージでは煌びやかなカッコイイ照明が登場し、
エンディングでは会場全体を囲むような優しいライトアップと華やかな打ち上げ花火。
人工的な演出と自然の美しさがすべて最高の効果をもたらすと、野外ライブは屋内のライブなんて
目じゃないほどステキな作品になりますね。
映像のステキさにはもちろん、福山ご本人のビジュアルの良さも含まれるわけで。
歌に説得力をもたせるためにビジュアルは本当に大切だと思うのです。
いやもう、正々堂々カッコイイもの好き、美しいもの好きのみーはーですからわたくし!
故郷を離れて22年後に、またその故郷に戻った40歳が歌う望郷の想い、友への想い、なんて、
想像するだけで「くたびれたおっさんの哀しさ」みたいな印象が先に立ってしまって、
ふつーだったら全く興味がないのだけど。(本当にワガママでごめんなさいまし)
でも、「中年グラビアアイドル」の面目躍如たるあのビジュアルは
ステキな曲をさらにステキに聞こえさせてくれます。
整ったお顔、健康的に鍛えられたバランスのよいお身体、低めのいいお声、をもってすれば、
ギターを抱かせても、マイクにただ向かってるだけでも、今どき珍しいハーモニカなんてくわえちゃってても、
とにかくナチュラルにカッコよくて。
こういう人が歌うから、その歌の世界がよりステキに感じられる、というのは絶対あるのだから、
ビジュアルを整えるというのは、客への礼儀だけでなく、作品への愛と敬意を表することでもあると、
美しいエンターテイナーの方々を観るたびに思います。
メイキングでは、ステージを作る上での心がけとしてとてもオトコマエなことおっしゃってましたが、
それについてはまた今度。
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