きんきさん10周年記念イベント当落につきましては、
ブログを一巡りしただけでも阿鼻叫喚が聞こえてくるようでございましたが、
たった1公演にこのファン数となれば、それは確実に想定内のことで。
幸運にも当選なされた方々には心よりお祝い申し上げます。
が、実は翼の松竹座当落におきましても、個人的にちっちゃく阿鼻叫喚状態でございます。
この夏は大阪に通う気まんまんでしたが、逢瀬をお許しいただけたのは1公演のみ。
ま、早い話が「予想以上に激戦」だったと、これまたブログを一巡りして実感したわけで。
17公演あるとはいえ(追加が1公演出たから)、キャパ1033の壁は高かったな・・・。
大変に寂しいですが、この1回を大切に観させていただきますよ。
さて、そんな七夕の日の朝だったのですが、昨日はワイドショーに滝城の様子がいっぱい。
滝座長のもろ肌脱いだ筋肉。ちょっとその筋肉コワイです、ってくらいの筋肉。
ここにこう筋があって、こう筋肉が付いていて・・という身体のしくみが
はっきりわかる、まるで人体模型のようなおカラダです。
いやいやいや。鍛えすぎとちゃいますかー。
でもご本人いわく、特に舞台のために鍛えたわけではなく、お稽古と本番が筋トレそのものだそうで、
要するにこの舞台は「公開筋トレ」なのだそうですよ。
去年より長めにびゅんびゅん飛ぶのも、去年より多くぐるんぐるん回るのもよろしいですが、
「翼にはまだ内緒」だったらしい「ダメ音頭」(「×〜ダメ〜」を盆踊り風の曲にしちゃったらしい)
も楽しそうですが、一番期待しているのはやはり義経さまですよ。
演劇雑誌のインタビューによりますと、
義経のお芝居での、義経最期の言葉は滝沢さんご自身が考えたとか。
それを脚本家の方に渡して「この台詞にたどり着くまでの話を書いてください」と、お願いしたとか。
滝沢さんが思う、義経だったらきっと最期にこう言ったに違いない、という台詞が
大変楽しみです。
でも実は台詞の内容よりも、彼が「義経だったらこう言ったに違いない」と
感じられたこと自体がすごく素晴らしいと思うわけで。
有名な歴史上の人物に関しては研究者もいっぱいいて、どの研究者も
様々な資料や研究結果から、謎とされている部分に色々な仮説を立てたりしているわけですが、
滝沢さんは研究者ではないけれど、役者として長期間義経とがっつり向き合ってきたのだから、
そういうことが感じられても不思議はないと思うのです。
それに、江原啓之氏がよく著書の中でも書いておられますが、
「『死んだあの人は何か自分に伝えたいことがあるのでは?』と聞いてくる人がよくいるが、
生前、その人とちゃんと向き合ってわかりあえていれば、故人の想いはちゃんと想像できるはずだし、
その想像には誤差も少ない」と。
もちろん歴史上の人物と生前おつきあいがあったはずもないのだが、
滝沢さんが義経の想いを想像できたということは、義経の一生を真剣に演じていたという証だし。
同時代を生きたことがなくても、そういうおつきあいで時を越えて絆が結ばれることもあっていいよな、
というか、あったら素敵だな、と思うのです。
義経という役に出会えて滝沢さんは本当に幸運だったな。
それも単発でなく、大河ドラマという時間をじっくりかけてとりくめる環境で出会えてよかったよな。
義経はぜひ滝沢さんのライフワークのひとつにしていただきたいです。
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