昨日は日本科学未来館に行ってきました。
ええ。もちろん目的はメガスターの星空。
ひとりでもよかったのですが、
ダンナが夏休みで家にいるので誘ってみました。
「プラネタリウムぅ? 科学未来館?」
「そ。毛利衛さんが館長やってるトコ。」
「毛利衛に会えるのか?」
キミもたいがいミーハーじゃのぉ。
面白かったです、日本科学未来館。
館長さんにはお目にかかりませんでしたが(って、受付嬢じゃないんだからいないよ普通)
地球、宇宙、人体、深海、最先端技術など、非常に広範な分野をわかりやすく展示、説明してくれて。
ボランティアの解説員の方々がいっぱいいて詳しく説明してくれるし。
私のイチオシは忠実に再現された宇宙ステーションの居住棟。
宇宙飛行士の皆さんが生活する、船内の一区画ですね。
宇宙食をどうやって調理するかとか、トイレやシャワーをどう使うかとか、乗組員の個室とか、
全部教えてくれて面白かったよー。
ステーションから見える地球もとても美しかったし。
で、何が面白いって、船内のいたるところにマジックテープがべたべた張ってある。
それはもう、壁にも床にも天井にも手当たり次第張ってある。
なじぇ? と思ったら、モノを置いておくということができないので、
たとえば食べかけの宇宙食をちょっと置きたいというときにも、
ペンをちょっと置きたいときにも、
手じかにあるマジックテープにくっ付けておくしかないのですと。
最先端技術の粋を集めた宇宙ステーションに、
幼稚園児のお弁当袋にだって使う、見慣れたマジックテープ。
いきなり親近感が湧いてしまいましたわ。
自分ん家にしてもいい。 >ご予算的に不可能
そしてメガスターの星空ですよ。
500万個の星は、確かに素晴らしかったです。
空にはこんなに星があるのか? って、単純に驚き。
とても奥行きのある星空、とでも言いますか。
そして、こんな物を造ろうとして実際作ってしまった大平貴之さんという方は、
もう努力家とか粘り強いなんてもんじゃなくて、
半ば狂気な人なのではないかと思ったり。
星を表現すると言ったって、始まりはただの点々とちゃいますの?
点々の無限の積み重ねでございましょ?
凡人はあんなの造ろうなんて思いませんて。
凄すぎますって。
今回見たのは、地球上空400キロにある宇宙ステーションから見た星空、 (↑ 4000キロではありません。お詫びして訂正。)
ということで、それゆえ毛利衛氏が
「僕が宇宙空間で見た星空そのもの」と絶賛なさったわけですが、
宇宙で見る星空は、地上から見る星空とどう違うか。
星が瞬かないのです。
空気が間にあるから、星の光はきらきらと揺れたり瞬いたりするのに、
空気がないところから見ていると、星はただの小さい明るい点のままなのです。
正直、これが、夢見る乙女には(って誰だよ)ちょっと寂しかった。
ダンナも「瞬かないんだなぁ」と言ってたから、
夢見る乙女じゃなくてもちょっと残念だったのかも。
いつか、地上から見た星空の上映があったら、また行ってみたいです。
それとね、ほとほと自分に呆れたのが
ドームを埋め尽くすペンラの海の方が派手だ
と、ふと思ってしまったこと。
大平さんごめんなさい。
大いなる宇宙に帰れ自分っ!!
なお、メガスターの上映は10:30、14:00、15:00の3回あったのですが
10:20分に入館した時点で10:30分の回はすでに満席でした。
14:00の回の予約券も残りわずかでしたので、確実にご覧になりたい方は
10時の開館と同時に入って、すぐに6階で希望回の予約券をもらっておくことをお勧めします。
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