せらび c'est la vie |目次|昨日|翌日|
みぃ
そういうワケで痛みは随分治まってきたのだが、矯正の為に歯に入れている六つの「スペイサー」なるもののうち、既に三つ程ぶっ千切れてしまっていて、歯の間を前後に行ったり来たりする様な、随分呑気な有様である。 これはこのまま次の予約まで放って置いて良いのかいけないのか、ワタシには全く合点が行かないが、説明が無かったのだから仕様が無い。今度歯医者に行ったら、そこんとこよくよく聞いておかねばならぬ。いっその事その抜けたやつを全部そのまま抜けたままにしておいても一緒ではないかと思うのだが、こんな腑抜けでも無いよりはマシなのかも知れないと言い聞かせて、抜ける度元の所へ戻しておく。 しかしこれが一々動くから、物を食べようとすると歯や歯茎の隙間に入り込んで、非常に気分が悪い。またそこへ指を突っ込んで詰まったのを取ろうと奮闘しているうち、何やら嫌な臭いがしているのに気付くのだから、始末が悪い。まさに虫歯さんこんにちはと言っているようなものである。 仕方が無く、食事が終わるやこの切れたスペイサーを一つずつ取り外しては、歯磨き+フロス+フッ素入り歯磨き粉を付けて再度歯磨きとやって、それからまた一つずつはめ込む、という作業を丁寧にやっている。 そういう面倒を考えると、やはり「インビザライン」というやつの方が、余程手間が省けて良い様に思う。あれなら、食事の時だけ取り外して、食べ終わったら歯磨きしてまた取り付けておけるから、歯磨きの際異物が邪魔して上手く磨けないというような事にはならないのだから、全く手軽である。 これでもうワタシの心は、ほぼ決まったようなものだ。次に歯医者に行ったら、潔くプランを変更して貰うのだ。あんたの腕を信用してないからとは決して言わないが、これで腕の立たない歯医者に逐一通う手間も省けて、ワタシの矯正生活は穏やかなものとなるだろう。
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