南盤月記
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2004年12月24日(金) 成し得なかったクリスマス・イブの企て

鍋やって、少し飲んで、居眠りして、風呂に入る。
もう少ししたら妻も風呂から上がるので、そしたら二人してケーキを食う。
ごく普通のクリスマス・イブだ。

皿を洗っているうちに、結婚前の野望を思い出す。

自分には、妻にサンタ(※ミニスカのやつ)のコスプレをさせるという野望があったのだ。

しかし、いまさら、臨月の近い妻にミニスカを履かせようとは思わないし、来年の今頃には子供がいる。
子供の前でそういうことをするのも情けない。
子供が手元を離れる頃には××××××になっているだろう(これは愛情とは別の次元の問題だ)。

要するに自分は機会を逸したのだ。
そう思うと残念な気がしてならない。
それがいかにくだらない劣情に基づく願望であったとしても。

畢竟、人生とは成し得なかった企ての束である、と思う。


野中

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