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2006年03月11日(土) |
『桜飛沫』、『正直しんどい@ドリカム』、『ドラキュラ』、『月影十番勝負』 |
すっかり花粉症の季節ですね。 私も一昨日から鼻の調子が悪く、お肌もガサガサ。良かったことといえば、体全体が弱っているので、いつもならすぐに反発するまつげが普段よりも綺麗にカールしてくれることでしょうか…(汗) …毎年のことながら、この時期が一年の中で一番嫌いだーーー!! と、思わず叫びたくもなります。…本当に、花粉症なんて…ぶつぶつ…。
そんな中でも先週の日曜に観にいった「桜飛沫」の感想も、「しんどい@ドリカム」の感想も、そして…花粉症の中、日帰り東京で観てきた「ドラキュラ」の感想も、本日観劇してきた「月影十番勝負」の感想もあるのですが…明日は東京から友達が遊びに来るので明日も日記を休む予定です…(汗)というわけで、小出しにそれぞれの小さく感想を。
・舞台『桜飛沫』感想
阿佐スパでは二回目の時代劇。前回の「みつばち」がラブストーリーなら、今回の「桜飛沫」は友情物語…となるのかしら?? 最終的に繋がるとはいえ、一幕と二幕でお話が違うのにびっくりしました。でも、ちょっと得をした気分。 けれど前回の「みつばち」で感じた、一番ラストの台詞である『お前が好きだ』を主人公に言わせるための、それまでの2時間だったのと同じように、今回の「桜飛沫」も、ラストの桜の花びらが血飛沫のように舞う演出をさせたいがための3時間半だったのだなあ…と思いました。あの演出は思わず背筋が震えるほどでしたもの。…圧巻。 総じていえば、長塚さんの持つ“グロドロ”さがとてもナチュラルになっていて、舞台として観やすくなっているのに、ちょっと不満は残ります。…だって、いい話だったものなあ…。 比較論として、長塚作品の“グロドロ”さが出ていたのは一幕のお話だったけど、個人的に好きなのは二幕のお話。…“グロドロ”がナチュラルで不満といっておきながら、好きだと思ったのはそれが薄い二幕って、どっちやねんと思われそうですけれどもね(汗)いい話だったんですもの『桜飛沫』。
佐久間のどうしようもない情けない悲しさと、グズの哀しい無邪気さが胸に響きました。
「さくまぁ…ばいば〜い」
ラスト、グズのこの言葉に頷く佐久間の、どこかふっきれた表情が清々しくも、ああ、この人は殺されに行くのだなあ…と、切なくなりました。 ハッピーじゃないけど、ハッピーエンド。なんとなくそう思いました。
役者さん…としては、やっぱり、じゅんさんサイコー!!(笑) 相変わらず格好良くて格好よくて、始終ドキドキしっぱなし!!本当、男の色気って、姿形だけじゃないんだとしみじみと思います。 そして、新感線仕込の殺陣のシーンも圧巻で、太刀筋がものすごく綺麗で、惚れ惚れとしてしまいました。 ああ、格好いい!!格好いい、よじゅんさん!
次に、山本亨さん。これは役が格好良かったので役得…になるのかなあ?? けれど、「情けないびっこひき・佐久間」から「賞金首・佐久間」に戻った瞬間、雰囲気ががらりと変わることに、ちょっとドキドキ。けれど、峯村リエさん演じる“グズ”とのやりとりは「ボケとツッコミ」みたいで楽しいし、少しずつお互いの間に目覚めていく感情の優しさが切なかったです。 峯村さん、卑怯なほど可愛かった…。
あとは、やっぱり中山祐一郎さん。何度も言うようですが、あの人の声はいつだって、どんなに狂った役だったとしても、私の母性本能をくすぐられてきゅーんとなってしまいます。…これもある意味卑怯というのかしら??
最後に、やっぱりこの人、山内圭哉さん。 いやあ、山内さんがゲイの役をやるということと、時代劇にゲイが出る・・・ということの、ちょっとした二重の驚きがありました(笑)しかし、山内さん演じる左京の屈折さがたまらなく魅力的。だって、右京という人物像が、ものすごく哀しくて、深い。 両親を佐久間に殺され、自分自身も殺されそうになりながらも、佐久間の圧倒的な強さや恐ろしさが幼い彼の心に焼き付いてしまったんだと思います。憎しみもそしてその強さへの憧れも一緒になって、それが憎しみなのか愛情なのか判別できなくなりながらも、ただその強さや恐ろしさだけが彼の心を支配した。 …だからこそ、落ちぶれた姿の彼を見てうろたえ、佐久間を殺そうとした恋人で友人の蛾次郎でさえも自分の手で殺してしまったのではないのかと。…多分、鬼のままの佐久間を蛾次郎が殺そうとしたら、左京は蛾次郎に手を出してまで止めなかったと思うのです。 けれど、夜が寂しいといい、男を求める姿も切なく。決して格好良い役ではないけれど、格好良かったです。
…なんだかプチではなくなってしまいましたけれど(汗)どうしても阿佐スパの舞台は語りたくなってしまいますね。今気づいたのですけれど、私にとって長塚作品の魅力は“グロドロ”の他にも、こちらの想像をかきたててくれる“絶妙な行間”があるからかもしれません。
・『正直しんどい@Dreams come trueゲスト』感想
正直、滅茶苦茶音楽番組でした(笑)
剛さんがとにかく始終嬉しそうで、楽しそうで(笑)普通に喫茶店では『アーティスト』な話で盛り上がり、Mステでもあった高田馬場の公演での路上ストリートライブはモロに音楽番組。 剛さんギター、中村さんベース、ヴォーカル吉田さんの“キャップップ”の、多分ほとんどノーカットでの「何度でも」「LOVE LOVE LOVE」 は圧巻でした。あの至近距離で剛さんを見れた…ということ以外にも(笑)マイク通さず生の歌を聴けた、公園の人たちがとても羨ましいです。
特に「何度でも」。フルに聞いたことがなかったのですが、ものすごく好きな歌だと思いました(汗) やっぱり、吉田美和は天才だわ〜。
スケート場も楽しそうで。剛さんがスケートでくるくる回っている姿に、昔、ローラースケートを履いて、軽快に滑っていた頃を思い出しました。…あれは絶対に昔とった杵柄だわ(笑) これは、Mステでもそうなのですが中村さんがとても素敵なムードメーカーで楽しかったし。
…しかし、何故に「有頂天ホテル」から借りてきたのでしょう??剛さん=奈良=鹿だから?? その割には…トナカイになってましたけど(汗)
とても30分とは思えないほど中身の濃い時間でした。楽しかったです。 ドリカムのお二人にはまた出て、“キャップップ”を再結成してほしいなあ…。
・舞台『ドラキュラ』感想
上でも書きましたが、「SHOCK」を観劇してないのに、Studio Life「ドラキュラ」を観にいくために行ってきました。東京へ!(笑) しかも、日帰り強行。翌日は会社なので、東京駅→アートスフィア(会場)→東京駅という、移動時間の方が東京滞在時間よりも確実に長いコースとなりました。…しかも、花粉症を圧して(汗) ただ、幸いだったのが会場の中の空気はクリーンだったのか、あまり花粉症の症状がでなかったので、観劇最中は割合に楽に観ることができました。…助かった。
初演も見たので、お話は最初から知っていたものの、キャストが全く異なっていたので、実に楽しく見れました。ちなみに、チームはDoom。(この公演は、ダブルキャストなので各チームに「Depth」、「Doom」と名づけられていたのです)
今回は再々演の「ドラキュラ」。しかし、今回の「Do」キャストの豪華さにはたまらなかったです。特に芳樹さん、卑怯です、あのキンシーのキャラ設定は!!芳樹さんのつけ髭だけでもおかしいのに!!(笑)
他にも、曽世セワードのおちゃめっぷり(ああ、ビバ眼鏡…)や、笠原ゴダルミン卿の優男っぷりが可笑しく、吉田ルーシーの愛らしさときたら…っ!!
勿論、岩さきくんの伯爵の、人形めいた表情も素晴らしいし、姜ジョナサンも素敵。及川ミナは相変わらずの美貌っぷりだったし…。石飛・林・青木の3魔女の奇天烈な素晴らしさときたら…悶絶するほど。満足、満足なキャストでした。楽しかった〜〜〜!!
話的には…途中でたいへん間延びしてしまうくせに、話を詰め込みすぎ…という矛盾な感想が出てしまうのですけれど…(汗)けれど、初演よりはすっきりと見れたような気がします。
そして、今回のメイン・出演者のトークショー。 初演伯爵の笠原さん、再演伯爵(ダブルだったけど)の曽世さん、今回伯爵の岩さきくん…の3方でした。
藤原さんがなんだかかなりグダグダな様子でしたど、楽しかったです。 笠原さんの「ドラキュラ伯爵を演じていたときは、人間なんて全員死んでしまえと思いながら演じてた」というのにも驚きましたけれど(笑)あと、再演時の曽世さんのダイエット話とかも(笑)岩さきくんは…何故か跳躍が素晴らしい話にもなっていたし…。
藤原さんと笠原さんが何故か身を寄せ合って話している時に、曽世さんと岩さきくんが『あの二人、ペアになってる?』『じゃあ、残った俺達もペア?』みたいなジェスチャーをしていて笑えました。 あと、マントの下でお尻(背中?)を掻いていた岩さきくんとか(笑)
そうそう。今回、甲斐さんが観劇にいらしていました。私は昼のみの観劇だったのですが、夜も入っていたお友達のMちゃんから、夜には高根さんと山さきさんがいらしてた…という報告も受けたので、結構連日誰かしら劇団員さんも観劇しているのだなあ…と感慨深くもなり…。そういえば、一昨年の「パシャジェルカ」でも、楢原さんがいらしてたものな…なんて思いました。 Mちゃんはモノレールで高根・山さきのお二方と同じモノレールに乗っていたらしく、大変興奮したメールを送ってくれて、新幹線に揺られていたこちらを歯噛みさせてくれました。ちえ〜〜、見たかった!!
次は大阪公演。あと、1ヶ月も先だと思うとなんだか妙な気分になるのですが、楽しみにしたいと思います。
・舞台「月影十番勝負・第十一番“サソリックス 約束”感想
すいません、今日は長くて…(汗)って、ここまで読んでくださってる方がいるのでしょうか(汗)
さて、最後です。本日観てきました「月影十番勝負・ファイナル」。 前回、この月影十番勝負の舞台を観たのが、河原雅彦脚本・池田成志演出という、口からよだれが出るほどの作家陣で構成した『愛の嵐』だったのですけれど、前回の舞台は…あっくんが非常に可愛らしかったのと、何よりも成志さんのブリーフ姿が印象的すぎて(笑)あ、あと成志さんのM男くんぷりも!!(笑)
千葉さん脚本は、実は「猫のホテル」唯一の大阪公演作品「起きてる奴はいないのか」以来。というか、今回で二作目。なので、どんな感じになるんだろうと思っていたら…すごかった!!
幼い頃に両親を亡くし、施設で育った奈美子。唯一心を開いていた施設の園長“おっちゃん”から、性的暴行されそうになった過去を持ち、あまつさえその園長陥れられ、前科を持たされ、刑務所に服し、出所してもなお、彼の影が彼女から離れない。 熱くなると凶悪になり、人を傷つけ殺しながら、各地を転々とする奈美子。 彼女が最後に行き着く所は…。
濃っ
まず、思ったのがコレでした(汗) 千葉さんの描く女の人って、ものすごく暗くてグロくて容赦がなくって、滅茶苦茶カッコいい。 反対に、男の人はなんだかちょっと可愛くて。そのアンバランスが絶妙でした。
聖子さんはじめ、伊勢志摩さんも、千葉雅子さんも、木野花さんも、池谷のぶえさんも…勿論、男性陣だる池田成志さん、加藤啓さんも…とにかく、出演者の皆さん全員が芸達者な方たちばかりだから、うっとりとため息をついてしまうほど。
とにかく、濃く、凶悪で。そして、とても気力がいる舞台でした。…でも、とても疲れた…(笑)帰りの電車の中で爆睡してしまいましたよ!!(笑)
しかし、成志さんの演出は相変わらず好き…。よく考えたら、偶然も入れて成志さん演出の作品は全作品観てるんですよねえ…。といっても、今回入れて3作品。…もっとやればいいのにー。勿体なーい!! 勿体ないといえば、“月影十番勝負”も。今回でファイナルなんてもったいないな…と、パンフレットにあった過去作品のあらすじを見ながら思いました。…観てみたい作品が何作もあったんですもの…。 けれど、これからが始まり…という案もあるそうですし、楽しみにしたいと思います。
とりあえず、パンフレットにあった、粟根さんとの『約束』が気になります。
「バンド芝居」という、新感線以外の公演での、粟根さんと聖子さんが絡むのが観てみたい〜〜〜!!!
とりあえず、ここまで。お疲れ様でした。
さて、明日は飲み会、飲み会〜〜♪
My追加
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「ふわふわ。り」様の素材を使用させて頂いています。
「つんづつっづ占い」はじめました。
KinKiの二人と彼等が演じたドラマキャラの占いです。
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