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2006年02月26日(日)  『彼は気がふれてしまった』/「間違いの喜劇」観劇 



(今日はKinKiちゃんの話題はありませんです)

蜷川幸雄演出「間違いの喜劇」を観てきました。

今まで、シェイクスピアの悲劇作品は何作か観ているのですが、喜劇作品はこれが初。
しかも、今までの舞台観劇歴の中で稀にみる良席で、びっくり。

なんてったって、1列目ドセンターだったんですもの!

実は、元々この舞台を観にいく予定はなくて。今週始めにたまたま「ぴあ」のHPを見ていたら、たまたまこの舞台の「補助席枠」の抽選の申し込み告知が出ていて、ダメモトで応募したのがはじまりでした。
しかも、当選してぴあの窓口で発券してみると、表示された席は舞台中央列のセンター寄り。まあ、本来観にいくつもりもなかったし(値段は高かったけど)、蜷川演出だから取れただけ良いかなあ・・・と気楽にかまえてもいました。
なのに、いざ当日になってチケットをもぎりのお姉さんに渡したら、「このお席は受付に行ってください」との指示が。指示通り受付に行ってみると、「こちらの都合で、このお席は移動することになりました」との答え。
どうやら、私が発券した席は演出で使う通路だったようで、その時に新しいチケットを頂きました。

そして、どこの席だろう?とチケットを見た私に燦然と輝く

1列

の表示。しかも、席についてセットを見てみると

ドセンター


驚いたの何のって!!(てっきり、端っこだと思ってたから…)
どうやら、通路脇に置く補助列を本来の1列目の前に置くことで変わりとしたみたいなので、椅子は補助席のまんまなのですけれどね…。
本来なら1列目は前すぎて舞台奥が見えないものですが、セットの都合上、すべての演技が舞台前付近で行われていたので、最前列でも全部がすっきりと実によく見えるし、演出上、頻繁に舞台下に役者さんが降りてきたり落ちてきたりするので、唾がこっちに飛んでこないかびくびくするくらいの近さで、文字通り汗だくになりながら演技をする俳優さんをかぶりつきで見ることができました。

しょっぱなから目先1メートル弱の花沢類…じゃない(笑)小栗旬くんは、感動ものだったし(笑)

あと、小栗くん演じるアンティフォラスが、舞台下にずり落ちる演出の時、広がりすぎた彼のマントが偶然私の膝にがば!と掛かってきたので(笑)思いもかけず衣装にも触ることができました。肌触りの良い、良質の生地でした。・・・ついでに小栗くんに小さく謝ってももらえたし←ここ重要(笑)

しかし、やっぱり1列目の前に補助席を置いたのは、役者さんにとってはやりにくかっただろうなあと思います。舞台上の小道具や人物が私だけじゃなく最前列お客さんに飛んだりかかってきたりして、俳優さんが小さく謝っていました(汗)
お客さんにとっては役得ですけれど(笑)


さて、与太話はこれくらいにして、本編。
元々シェイクスピア作品なので、話自体はオーソドックス。あらすじは・・・すいません・・・説明が長くなってしまうので、割愛で(汗)

しかし、俳優さんの言い方や間のおかげか、すでに使い古されているネタでさえ、お腹をかかえるほど笑わせていただきました。面白かった!!


高橋さんのドローミオはさすがの貫禄で、コミカルで楽しいドローミオ兄弟だったし、小栗くんも若々しく瑞々しいアンティフォラス兄弟で健闘。
イジーオンパパの吉田さんは格の違いを見せ付けて、貫禄ある、素敵すぎるパパで・・・私の中ではどの出演者よりも格好良かった(笑)

この「間違いの喜劇」のウリのひとつが「出演者は全員男性。女性も男性が演じる」ということで、エイドリアーナの内田くん、ルシアーナの月川さんの美しさも堪能してきました。・・・ライフで慣れているので、それほど違和感も感じなかったし(笑)

しかし、内田くんの演じるエイドリアーナの、アンティフォラス兄を愛するあまりの暴走っぷりが可笑しくもたくましく、たまに男になったりと、流れる汗をそのままに熱演している姿に大笑いさせてもらいました。(近いから、汗が流れる様もしっかりとみれたんです)
彼女(彼?)が、夫の不実の疑惑と不審な行動に「きぃぃ!」と、どったんばったんと暴れるたびに、床さえ振動するのがわかって、それすらも可笑しかったんです。エイドリアーナは実に可愛い女性でした。
・・・好対照に汗ひとつかかず、いつまでもクールで涼しげなルシアーナ役の月川さんの美しさはいっそ罪なほどだったし(笑)

あと、鶴見辰吾さんのエミリアは・・・エミリアであるだけで私は大爆笑・・・(笑)ごめんなさい、私には男にしか見えなかったんです(汗)

他にも、脇を固める役者さんの素晴らしさもあって、やっぱり喜劇は良いなあ…と再認識しました。


蜷川演出はアドリブ禁止のはずだけど、アドリブっぽい所が何箇所かあったので、そこの所も微妙に楽しく気になったりもしたし。
程よくコントロールされたアドリブも、喜劇やコメディの醍醐味だと思っているので(笑)


はじめは役者さんの間近すぎることに戸惑いがあったのですが、途中からそんなことはどうでもよくなり、お話に夢中になっていました。楽しかったし面白かった。
観にいけて良かった…しみじみと思える作品でした。


そうそう。パンフレットを読んでいると、吉田さんの「好き又は影響を受けた喜劇人」の中に「中山祐一郎」という名前があって思わずにんまり。

すごいよ!中山さん!!

来週の、阿佐スパの「桜飛沫」を観劇さえも楽しみになってきました。
あの人の、天然なのか計算なのか今ひとつわからない、間の悪いボケは天才的だと思いますもの。素敵すぎ(笑)


さて、これから「堂本兄弟」です。
オリラジKinKiは、見れるのでしょうか??



My追加

ここは 「ふわふわ。り」様の素材を使用させて頂いています。



「つんづつっづ占い」はじめました。
KinKiの二人と彼等が演じたドラマキャラの占いです。 ネタ・シャレ・気分転換にでもどうぞ