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2005年11月13日(日)  『神様!』/「ホールドアップダウン」感想 



「ホールドアップダウン」感想

本日、V6主演映画「ホールドアップダウン」を見てきました。
・・・というのも、私の近所のマイカルではこの映画が昨日からの6日間しか上映しておらず、次の休日までやってなかったから(汗)

それでも全国公開は良いですね・・・。
グローブ座と大阪限定だけではやっぱり日程的にも金銭的でも辛いもの・・・。


さて、本編。

理屈で考えちゃダメ。


基本的なストーリーはあるものの、途中で主題はコロコロと変わり続け、奇妙にまがりくねって・・・最後に無理矢理最初の主題に戻したような・・・アクション、恋愛、ホラー、精神世界、ヒューマン・・・全ての要素を強引に押し込めた・・・奇妙な作品でした。
だって・・・あらすじを書こうと思ったけれど、どう書いていいのかわからないんですもの。


とにかく、エピソードの一つ一つが現実では有りえないことばかりだらけで、一つ一つにツッコミを入れたらキリがないほどでしたけれど、それでも物語が成立し、あまつさえ「アリだ」と思わされたのは、ひとえにSABU監督の力量とV6の6人が画面に揃っただけで何もかもが成立してしまう、言葉では言い表せない「揺ぎ無い説得力」のおかげだったような気がします。

これを他の役者さんがやっても意味がないだろうなあ・・・。

見終わった後、ぼんやりとそう思いました。


けれど、くだらない細かい部分で笑える部分がとても多く、はっきりきっぱりバカ映画
B級映画好きの私には、ちょっとたまらなかったです(笑)


・・・ただし、内容はあるようでないもの。賛否両論分かれそうだなあという印象も受けました。



さて、以下はネタバレです。
大丈夫な方のみ、白反転でお願いします。





しかし、ネタバレ・・・といっても、上にも書いたとおり「あらすじ」を書こうにも「理屈で考えるものではない」映画だと思うだけ、何を書いたらいいのか分からないのですが(汗)
とりあえず、キャストの面々の感想を・・・。

・木島役 坂本昌行くん
悪徳刑事、坂本くん(笑)
考えることは悪いことなのに、やってしまうのは相当格好悪い(笑)・・・というか、坂本くんに関しては「車を運転すると暴走癖の、全く人が変わる長野くん」の助手席に座って、ぎゃーぎゃー言っている印象が・・・強いです(笑)
それでも、普段のニヒルに笑う「悪徳」な彼は相当感じが悪くて(笑)そんなぎゃーぎゃーと情けない姿がとての可愛いと思えるのです(笑)
・・・それにしても、署内で改造拳銃をぶっ放し署長を撃ち殺してしまった後のことが・・・とても気になります。ラストシーンで「連続通り魔」を追い掛け回してるシーンで・・・事なきを得たと・・・理解して・・・いいのかしら??(笑)


・星野役 長野博くん
6人の娘を持つ、普段は小心者なのに一度ハンドルを握らせると暴走癖の、人が変わってしまう刑事役。しかし、この二面性のある役がとても似合ってる(笑)
隣でぎゃーぎゃー騒ぐ坂本くん・・・もとい木島に、「うるさい!」と啖呵を切ったと思ったら、車から降りた途端背が丸くなる・・・。面白いです(笑)
しかし、(母親がいないからなのか)6人の娘さんと並んだ図は「お父さん」というよりもむしろ「お母さん」で(笑)
伊達に“V6内でのお母さん”だと言われてないなあ・・・と妙な所で関心してしまったのでした(笑)
あと、理屈抜きに、坂本くんとのツーショットは安心できるなあ・・・なんて思いました。


・木俣役 井ノ原快彦くん
銀行強盗その一。電車オタクで事情徴収を受けた際に婦人警官とうっかり恋におちてしまう・・・。
イノッチのコメディアンっぷりが非常に面白く、あまりのおバカっぷりが楽しい(笑)健くんとのやりとりも、後に恋人となる婦人警官の香椎由宇ちゃんとの「電車オタクバトル」も軽快で楽しかった。でも、まさか・・・最後に結婚するとは思ってなかったですよ(笑)
オープニングの真面目な表情とは想像できなかった、無邪気で子供な彼(笑)
・・・途中、ストーリーがシリアスに向かう中、こっそりと和ませてもらいました(笑)


・平松役 森田剛くん
元々神父だったものの、事故で教会に火事を起こしてしまいデコトラの運転手に転職している・・・正義感が強く、しかしどこか心の奥に傷をもってる・・・。

・・・どうしてストリートミュージシャンである岡田くんが「ボヘミアン」な格好をしなければならなかったのか・・・そのわけが十分に分かる役割な彼(笑)
そして・・・最後に高橋ひとみさん率いる悪霊軍団を「極楽バス」に乗せたのは彼だったのですよね(笑)
剛くんの精神世界のくだりは・・・どことなく「ファンタスティポ」のハイジの憂鬱を明確化させたような気がしたのですが・・・。う〜〜ん・・・。
それにしても、デコトラに剛くんの図はとても似合っていました。面白いくらいに(笑)


・佐川役 三宅健くん
銀行強盗その二。そして、この映画の中で唯一のマトモな人間でありツッコミ(笑)
けれど、とにかく始終健くんは可愛かった。何かわからないけれど、とても可愛かった(笑)後先を考えてないイノッチにキレつつも、結局は世話を焼いてしまう姿が愛らしく、ラストで、電車で結婚式をするイノッチ達にデジカメを向けた笑顔がまた!愛くるしい!!!
この、ラストの笑顔でかなり健くんファンになってしまいましたよ!・・・お手軽ですが(笑)
しかし、作中にでてくる健くんの自動車免許の写真は・・・とても不細工でした(笑)・・・一瞬、健くんじゃないと思えるほど(笑)


・沢村役 岡田准一くん

神様。


きっと、この6人の中で一番オイシイ役の彼。
他のメンバーがふんだんなアクションをしている中、彼の人形が画面の片隅で滑ってるだけで笑えるんですもの(笑)剛くん演じる平松が彼をスケートボード変わりにしている時はお腹が痛くなるくらい笑いました。・・・本当においしい・・・(笑)

しかも、岡田くん自体が演じているのは最初と最後の10分ほど。他はほぼ全て彼を模った人形なので、楽チンだよなあ・・・なんて思っていたのですが、所々は「本物?」と思うシーンもいくつかあったので、真実はどうだったのか気になるところではあります。

それにしても、映画が終わってからしばらく映画のラストで彼が歌う曲(すいません・・・曲名はド忘れ)が頭から離れませんでした。
結構良い曲だなあ・・・なんて思ったのです(笑)



ふう・・・こんなものでしょうか??
ラスト、岡田くんを除く5人の香港映画ばりのアクションに、「ああ、V6ってば運動神経良いんだ」と今更ながら思い、円状に気絶している6人にやっぱり安心感を覚えました。




そうそう。てっきり見ているのは女の子ばかりだと思っていたのですが、映画館の中に入ってみれば、意外と男の子の姿やカップルが多く、半々くらい。
日曜とあってか学生が多かったですが、それでも男の子と女の子の割合が4:6くらいだったので、それがちょっとびっくりでした。

剛さんの「FINE BOYS」もそうですけれど、段々と「ジャニーズは女の子人気だけのもの」という認識は改めた方がいいのかなあ・・・なんて思ったりもします。



いやいや、でもとても楽しかったです。


そういえば、キンキもさ来年で10周年。こういうことをやってくれないかなあ・・・。
ほんの少しV6がうらやましくなった週末でした。



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ここは 「ふわふわ。り」様の素材を使用させて頂いています。



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