「集中」とは「他のことを考えないこと」とは別な事象で対偶なのだと思う。他のことを考えないには他のことを考えないと考える自意識が働いているから。その意識をコントロールするのはおそらく不可能。入ってくる情報を拒否することはできないから脳内の情報の再構成(ようは思い出すこと)も止められない。集中するにはそれなりに脳内に広いスペースがいる。他の事象は出てくる余裕がない。というより忘れる。それでないと集中するためのスペースが確保できない。だから集中した後は達成感だけではなくて何か穴の空いたような不思議な快さがあるのだと思った。そんなことを考えていた一日だった。