「本当に頑張ったね、最高の家族だよ。」と。
褒められて嬉しかったなぁ。
最初は心配で心配ですごく辛かった。
途中からは恐くて恐くて家に帰ると思うだけで足がすくむようになった。 あるいは玄関の鍵の音がするたびになんとも言えない恐怖が襲ってきた。 胃がきりきり痛むこともしょっちゅうだった。 その気持ちを隠して常に笑顔でいるというのは本当にきつかった。
恐怖は次第に俺から愛情をうばっていった。 毎日毎日逃げ出したくて逃げ出したくて仕方なかった。 「誰もいないところでゆっくり眠りたい。」と願った。
自分の心の中は自分にはわかるからね。 人並みの優しさぐらいは持っているつもりだったけど俺は優しくないんだなと思うと自分を許せない気もした。
今はかなり落ち着いてきていて平和でのどかな毎日だ。 ただいろいろあったからそれをこれからなんとかしなければならない。 修復不可能な部分もあるけど仕方ないよね。 不安だけど頑張るしかないよね。
褒めてもらったことが本当に嬉しかった。 俺は人として道を踏み外さなかったんだなって。 当たり前のことが俺にとっては当たり前ではなかったから。
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