A君は自分を大切にします。 「自分が自分を大事にしないで誰が大事にしてくれるんだ?」と。 「人間はみんな自分が一番大切なんだよ。」と。 「自分が一番大切なのは当たり前のことでそれを非難するとか間違っているから。」と。
A君とよく一緒にいるB君はちょっと違います。 B君は自分のことはどうでもいいと思っています。 まわりの大切な人のほうが自分のことより大事だと思うこともよくあります。 そんなB君のまわりにはB君のことを自分のことように、あるいは自分のこと以上に考えてくれる人がいます。 B君はそういう気持ちをうれしいと思うこともありますが心の負担になることもあります。
毎日を楽しんでいるのはA君のようです。 A君の悩みは自分のことに限られるので自分が良好な時は心の底からhappyになれるのです。 隣で誰かが悲しんだり苦しんでいても所詮他人事。 一瞬その心を曇らすことはあってもすっと頭から消えていきます。
B君の毎日はあまり楽しくないようです。 誰かしらまわりに問題を抱えている人がいるとその気持ちが乗り移ってきてしまうからです。 何の解決も見出せないままただひたすら夜も眠れないぐらい考えてしまうというきわめて無駄な行為に振り回されています。
B君は思います。 自分のことしか愛せないA君はある意味気の毒だなと。 でもこういう状況から逃げ出したいと願っている自分も無責任だなと。 自分を愛せない人間はまわりをも愛せないという意味が最近やっとわかりはじめてきたB君です。 どうやったら自分を大切にできるのだろう? B君にはとんでもなく難しいことのように思えるのです。
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