朝一番の手術だったので麻酔をかける前に会えるよう早起き。 大雨で病院に着く前にずぶぬれになる。
病院のにおいで気分が悪くなる。 よく病院のにおいが嫌いと言う人の気持ちがやっとわかる。 自分が入院しても病院で実習しても全然感じなかったのにどうしてかな。
叔父を見送った後勉強しようと本を持ち込むも開ける気力すらなし。 テレビも全く見る気がしない。 部屋にいると落ち着かないので外に出たいと思うものの留守にしている間に何かあって呼ばれたらと思うと動けない。 8階の窓から見える雨にけむった新宿の超高層ビル群と時計を交互に眺めるだけ。 時間のたつのがおそろしく遅い。 手術の様子を想像するといたたまれなくなる気がするので頭から振り払う。 部屋は寒くて暗いが暖房のスイッチはわからないし電気をつける気にもならない。
手術は上手くいったと報告を受けた時は身体の力が抜けた気がした。 これで麻酔からさめれば一安心。
手術室の隣の部屋で説明を受ける。 叔父の身体は脂肪がないので手術はやりやすかったらしい。 手術でとったものをみせてもらいながら説明を受ける。 悪性ではなかったみたいなのが嬉しい。
そこへ叔父の奥さんが到着。 後は奥さんに任せて帰ることに。 二人で病室にいるのって気詰まりだし・・・
ふっと自分がとてもお腹がすいていることに気付く。 朝から飲まず食わずだったから当然か。 熱いコーヒーが美味しかった。 長い1日だったなぁ。
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