自分を全否定されている。
几帳面なところが嫌。 理路整然としているところが嫌。 神経質なところが嫌。 頑張りすぎるところが嫌。 あげくの果てには人間的におかしいとまで言われた。
欠点のない人なんていない。 俺にももちろん欠点はある。 でも俺って人間的におかしいと言われるほどひどい人間なのだろうか?
改めるべきところは改めたい。 でもこう全てを否定されるとどこを改めていいのかもわからない。 俺の中身を全部取り替えるしかない。
ある人は俺に言う。 「まじめに取り合うな。」と。 「笑って受け流せ。」と。 「おまえのそういうところが状況を悪くしているんだ。」と。
多分それが本当なのだろう。 言葉が言った人の気持ちと裏腹に一人歩きしているのだろう。 もともと自分に自信がないから。 だからこういう言葉に俺は過剰反応してしまうのだろう。
悪いところは改めたいと思う。 でも改めるということは自分が別の人間になるということで人は別の人間にはなれない。
「そんなことを考え続けるのはやめろ。」と。 「みんな心配しているぞ。おまえのほうが先にまいってしまう。」と。 俺は大丈夫なんだけどね。 多分ね。 それに俺のことはどうでもいいことなんだ。
その人は嘘つきだ。 心にもないことばかり言ってくる。 言っていることの90パーセントは嘘だ。
だけど俺のことを誰よりも信頼してくれている。 誰よりも頼りにもしてくれている。 誰よりも好きらしい。 たまに涙を流しながら俺にだけ話す話まで嘘だとは思えない。 思いたくないだけかもしれないけど。
まわりが言うようにひどい人なのかもね。 自分勝手なのかもね。 でもそんなふうには思いたくないし言われたくもない。 今は辛くて辛くて仕方ないからまわりを思いやる余裕がないだけ。 余裕がないだけだからそんなに悪く言わないでほしい。
私信 チャボさん、ありがとうございました。 とてもとても嬉しかったです。
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