あたたかなおうち



 布団

華。こっち向いて
布団の中で祐ちゃんに抱きしめられる。

大丈夫だよ、ずっと俺がついてるから
祐ちゃんの胸に顔をうずめた格好で
頭の上から穏やかな声が聞こえる。

疲れたら俺が癒してあげるから
うん
絶対離さないから
うん
髪をなでてくれる手が心地よくて
私は次第に眠りに落ちていく。
祐ちゃんの声が遠くなる。

華は、俺の人生の一部なんだよ

2005年04月06日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加