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■ 実家
初めて祐ちゃんの実家に行った。 祐ちゃんの家族に会った。
うち、本当に狭いよ 祐ちゃんが何度も何度も言う。 緊張して何も答えられない私に気づき、 祐ちゃんは優しくささやく。 大丈夫だよ、俺の家族だから
団地の階段を上がっていき、 鍵のかかっていないドアを開ける。 ただいま ここが、祐ちゃんの家だ。
祐ちゃんを産み、育ててくれたご両親。 祐ちゃんが愛してやまない弟たち。 思い出話にしか聞いたことのない 私の知らない、祐ちゃんの時間。 そこに参加できたことが、私は本当に嬉しくて 胸がいっぱいになってしまって言葉がうまく出てこない。
私は、祐ちゃんの家族を大好きになる。 心からそう思えた。 それは、とても幸福なことだと思った。
2005年03月29日(火)
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