あたたかなおうち



 便箋

祐ちゃんが、手紙を書いてくれた。

きちんと糊付けされた、きれいな封筒を受け取る。
それだけで、私は子供のように喜ぶ。


祐ちゃんの手紙が大好きだ。


薄桃色の、線のない便箋に
祐ちゃんはきれいな字で文章を綴る。
ひとつひとつの言葉が丁寧に胸に響いて
祐ちゃんの思いやりに私はいちいち気づいてしまう。


『それから、

私はゆっくりとかみしめるように文章を目で追う。
『それから、
今年は華は実習に教採、卒論と
大変なことがたくさんあるけど
頑張りすぎないように頑張ってね。

ま、とにかく祐介めが常にお側におりますので』



2005年02月05日(土)
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