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■ 弱音
うつぶせの祐ちゃんをマッサージしていたら あっという間に眠りに落ちてしまった。
祐ちゃん、危ないからメガネ外そうね 私は手を伸ばして、メガネを慎重に外す。
不意に祐ちゃんが泣きそうな声で呟く。
…疲れちゃった
え? 私は驚いて、祐ちゃんの顔を覗き込む。 寝言のようだった。
決して弱音を吐かない祐ちゃん。 本当は、当然、辛いこともたくさんあるだろうに。
私は、コタツで寝ている祐ちゃんの隣にもぐりこんで 頭をよしよし、と抱きしめる。 祐ちゃんのまぶたが、かすかに反応する。
2005年02月01日(火)
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