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■ FIA、ブリアトーレの八百長発言を不問
2006年09月22日(金)
ルノーのフラビオ・ブリアトーレ代表が、ルノーのマシンR26のマス・ダンパーが突然違法とされて禁止されたこと、そして今月9日に行われたF1イタリアグランプリの予選ではルノーのフェルナンド・アロンソがフェラーリのフェリペ・マッサに対し走路妨害をおこなったとして予選タイム剥奪のペナルティを受けたことに対し、「F1ではフェラーリがチャンピオンを獲るよう仕組まれている。この八百長ぶりは、イタリアサッカー界を揺るがせたスキャンダルよりも深刻だ」とコメントしたことに関し、FIAが重大な関心を持っているとし、今後の調査次第では処分もあり得ると警告していたが、結局ブリアトーレに対して処分することは断念したようだ。
当然である。
フラビオ・ブリアトーレは間違ったことは言っておらず、八百長は明白な事実だからだ。これでブリアトーレに対して何らかの性分が下されていたら、まさに暴挙である。
ブリアトーレが指摘した2つの八百長によって、アロンソはドライバーズチャンピオンシップではタイトルを争っているミハエル・シューマッハとわずか2ポイント差に、またルノーはコンストラクターズ・チャンピオンシップですでにフェラーリに逆転を許すこととなったが、イタリアグランプリの予選でルノーのアロンソに対して下された走路妨害のペナルティについては、各方面から疑問の声が聞かれ、FIAはこのほど走路妨害に対する審査対象をより厳格なものとすることとし、これを各チームにファクシミリで通達した。FIAによれば、今後はドライバーの走行を妨げる明確な、故意の試みが認められた場合にのみレース・スチュワードが介入することに改められるという。
ちなみに、明白な八百長行為であるためブリアトーレを処分できなかったFIAのマックス・モズレー代表は「誰でも激したはずみに衝動的な発言をすることはある。そうした状況を考えれば、ある時にはそれに対し寛大である必要がある。」という苦しい言い訳をした。
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