Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn
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御前崎へ行く
2006年08月20日(日)
静岡県御前崎市には、御前崎という海岸があります。日本地図を見ると、静岡県の駿河湾をぐるりと囲む海岸線の、一番西のはずれのとんがっているところが御前崎です。
御前崎には、現在は使われていない灯台があります。
御前崎は地形の関係上、気象海象が厳しく、また暗礁が多いので昔から航海の難所と恐れられ多くの海難が発生しました。そこで今からおよそ360年前の寛永12年(1635年)に、徳川幕府が船の道しるべとして、この地に灯台の元祖ともいえるあんどん型の見尾火(みおび)灯明堂を建てました。灯明堂は植物の種から取った油を使い、およそ240年もの長い間火をともし続けましたが、風や雨の強い日には役に立ちませんでしたので、難破船が後を絶たなかったといいます。
そして明治5年(1872年)5月、英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの指導のもと、現在の西洋式灯台の建設工事を開始し、明治7年(1874年)5月1日に点灯を開始しました。
回転式の一等閃光レンズ(高さ259cm)を使用した灯台としては日本最初のものでしたが、このレンズは太平洋戦争の時に壊されて、現在は三等大型レンズ(高さ157cm)に変わっています。レンガ造りの灯台は、建設以来120年以上になっています。御前崎の灯台は白く美しく、西洋的で非常にモダンな形をしており、それが海岸に堂々とそびえ立ち、まるで地中海のミコノス島の風景のような異文化情緒を出しています。携帯カメラで撮影した画像をご覧いただきましょう。
僕が行った時には満潮でした。
御前崎の灯台。
別の角度から。
お約束の記念撮影。
御前崎ハイキングコースの途中にある像。
灯台から見下ろした御前崎の風景。
地上からの風景も絶景です。
砂浜へと続く階段まで潮が来ていました。
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