Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 レコードプレイヤーを譲り受ける
2006年04月06日(木)

 実はあるお方から、レコードプレイヤーを譲り受けました。他にも、かなり高価なアンプや大型スピーカーなどのサウンドシステム類も頂いたのですが、中でもレコードプレイヤーが、非常に魅力的な一品です。

 実はうちの実家にも、両親が昔買ったLP(ってわかりますよね?レコード盤のことですよ!)が何枚かあるのですが、すでに実家にレコードプレイヤーはなく、ずっと棚の中で何十年も静かに眠り続けていたんですよね。その中にはABBA、クインシー・ジョーンズ、ジム・ホール、リッキー・リー・ジョーンズ、カロヤンが指揮するモーツァルトの「ジュピター」、ラロ・シフリン、サンタナ、スティクス、ポール・デスモンド、そして僕が小学生の頃せがんで買ってもらった「E.T.」のサントラ盤など、僕の興味を刺激する名盤ばかりあるんですよね。さらに、別の方からも60〜70年代のジャズの名盤を大量に頂けることになっているのですよ〜!もうウハウハでよだれが出ちゃいます!

 今日はレコードプレイヤーを我が家のサウンドシステムに組み込むため、サウンドシステムを収納しているメタルラックの棚段を2枚買ってきて段数を増やし、レコードプレイヤーをアンプに接続し、巨大なスピーカーからレコードの音が出るようにセッティングしました。
 で、とりあえず実家から持ってきたLPの中から、ABBAの「ヴーレ・ヴー」というアルバムを視聴してみることにしました。


ABBA「Voulez Vous」(1979)


 まずはLPジャケットのビニールカバーを外し、厚紙でできたLPジャケットの中から、さらにビニールに入ったLPをおそるおそる取り出し、レコード専用クリーナー(エチケットブラシみたいなものです)で表面のホコリを取り除きます。その後レコードプレイヤーのキャノピーを開け、慣れない手つきでターンテーブルにLPをセットし、キャノピーを閉め、最初はアンプのボリュームを少し小さめにした状態で再生ボタンをぽちっとな!

 LP独特のかすかな「ポツッポツッ……」というレトロなノイズの後に、出たぞ1曲目の「AS GOOD AS NEW」!今や夫婦2組とも離婚して解散してしまったABBAの4人が、元祖スウェーデニッシュポップスの今なお廃れることのない洗練されたリズムに乗って、美しいハーモニーを響かせているではありませんか!
 このアルバム、実はCDでも持っているのですが、レコードで聴く「ヴーレ・ヴー」のサウンドは、また違った雰囲気があります。CDに比べて非常にマイルドで柔らかく、暖かく優しい音でしたね。

 自分の家でレコードが聴けることに感動した僕は、部屋の明かりを間接照明にし、ガラステーブルの上にアロマキャンドルを灯し、マインドのフレンチブレンドコーヒーを飲みながら、ソファーにゆったりと腰を下ろして、しばらくの間極上の時間を過ごしました。
 何だか普段は仕事で音楽を作るとき以外は、音楽を聴くのは何かをしながらだったりクルマの中で聴くぐらいで、音楽を聴くためだけの時間ってなかなかなかったんですよね。皆さんもそうじゃありませんか?何だか久しぶりに音楽だけを楽しむ贅沢なひとときを過ごしたように思います。

 レコード!最高です!たくさん頂けるジャズのLPも楽しみです!



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