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■ 「カウンタック」最新刊
2006年03月20日(月)
最近買い集めているコミックスの一つ、梅澤春人の「カウンタック」最新刊が出ていたので買ってきました。この漫画は簡単に言ってしまえば、「頭文字D」のカウンタック版とも言いましょうか、伝説のスーパーカーカウンタックで公道でバトルを演じてしまうと言う何とも大胆なお話です。
前回の4巻では、「マツダイラ」で使おうと思っていた“キャッツアイまたぎ”のネタを先に描かれてしまっていたのでがっくりしてしまったのですが、今回は幻のフェラーリ「イオタ」が現れ、そのイオタに打ち勝つためにカウンタックに改良を加えるというお話。F1のグランドエフェクトの話も出てきて、なかなか参考になりました。まるで「フォーミュラ講座」を見ているようでした。
主人公の乗るカウンタックLP400には、このクルマにしかないベリスコープ(ルーフ中央の小窓)とエンジンフード、リアエンドまでの後部が大きくへこんでいて、それがLP400の大きな外観的特徴になっているのですが、その部分に空気が入り込むことによって空気の流れが乱れ、グランドエフェクトが効果を生まないという欠点があります。 で、そのベリスコープからリアエンドまでのへこみにフタをしてフラットにしてしまえば、空気が乱れることなくリアまで滑らかに流れていきますが、その反面LP400の外観を損ねてしまうことになります。
そこで主人公が思いついたのが、そのへこみのフタを透明な素材で作ってはどうかというもの。それなら実際はフタをしているのですが、透明なので目に見えるのはLP400本来の外観であるということですね。
うーん、なかなか斬新な発想ですね。
LP400には、純正でこのベリスコープにフタをするアルミ製のフードがあるのですが、これを透明にするためにポリカーボネット素材にすることで、重量が1/3になり軽量化も出来るという利点があるそうです。
しっかしこの漫画、ポルシェだイオタだマラネロだ、あげくの果てにはディアブロに乗るねーちゃん……いったいどんな車社会なんだ……。まあ、みんな腕の良い整備士のところに来ると言うことで、類は友を呼ぶと言うことなんでしょうかねえ。そういう希少価値の高いクルマは、メンテが出来るところも限られているでしょうからねえ。
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