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■ 古畑任三郎ファイナル
2006年01月06日(金)
フジテレビが新春ドラマスペシャルと題して1月3日から5日まで3夜連続で放送した人気ドラマ「古畑任三郎ファイナル」ですが、何と3夜とも視聴率が20%を越えるというすごい反響だったようです。
中でもシリーズ最終話となる、松嶋菜々子がゲスト出演し5日に放送された「第3夜 ラスト・ダンス」の平均視聴率は29・6%で、12年間にわたる人気シリーズの“完結編”として有終の美を飾りました。94年の放送開始から12年、3夜連続の20%超えという驚異的な視聴率で「古畑任三郎」が大団円を迎えましたね。
3日に放送した石坂浩二と藤原竜也がゲストの「第1夜 今・甦る死」が21・5%(瞬間最高27・5%)、マリナーズのイチロー外野手が犯人役としてドラマ初出演した「第2夜 フェアな殺人者」は27・0%(瞬間最高29・6%)、そして5日放送の第3夜は平均29・6%と尻上がりに高騰していったようです。5日のクライマックス、22時37分には瞬間最高視聴率32・7%を記録したようですね。29・6%は「古畑任三郎」シリーズの歴代3位の記録だそうです。 僕は「古畑任三郎」ファンなのでもちろん3話とも観ましたが、3話とも「ファイナル」と呼ぶに相応しい内容だったと思います。
「第1夜 今・甦る死」は藤原竜也が殺人を犯し、その犯行がすべて藤原竜也の意志によるものだと思われていたのが、実は藤原竜也の相談相手の恩師である石坂浩二が巧妙に藤原を操っていたというどんでん返し!3夜連続の1日目で、しっかりと視聴者を掴んだという感じでしたね。
そして何と言っても「第2夜 フェアな殺人者」は、あのイチローが犯人役として役者に挑戦とあって注目していましたが、初めての演技とは思えないほど堂々とした演技を披露し、彼が役者でも一流であることが証明されました。イチローはCMなどでもちょっとした演技はこなしていますが、本格的なドラマ出演はこれが初めて。イチロー自身が「古畑任三郎」の熱烈なファンだったことで制作側がオファーを出したところ、快く了承を得たのだそうです。イチローはこのドラマで本人役(マリナーズのイチロー内野手役)として登場したのですが、義理の兄がいるという設定で、その義兄を守るために殺人を犯します。その演技は非常に自然で、目力が田村正和に負けてなかったですね。無精髭も相まって、ポーカーフェースが犯人役にピッタリだったと思います。しかもセリフを完璧に暗記して撮影に臨んだようで、主演の田村正和も「役者の鏡だ」と絶賛していました。
「第3夜 ラスト・ダンス」は、松嶋菜々子が1人2役に挑戦し、双子の妹が姉を殺害するという内容。ところが、捜査にやってきた古畑と部下の刑事でその殺害状況などを検証したところ、時間的に殺害は不可能であることが判明します。この巧妙なトリックが実は犯行のからくりを説き明かすカギになったのですが、何と実は妹が姉を殺していたのではなく、姉が妹を殺してなおかつ妹になりすましていたという結末……。いや〜最後まで予想だにしていなかった結末でした。
新作がもう観られないのが残念です。またいつか復活して欲しいものです。
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