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■ ハッキネン、来季もDTM参戦
2005年11月15日(火)
メルセデス・モータースポーツは今日、同チームのミカ・ハッキネンが来シーズンも引き続きDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にAMG・メルセデス・Cクラスで参戦することを明らかにしました。ハッキネンはマクラーレン・メルセデスで98、99年と2度のF1チャンピオンに輝いたあと、いったん現役を引退しましたが、今季からDTMで復帰していました。スパ・フランコルシャンのベルギー戦では見事初優勝を遂げています。
ミカ・ハッキネンのDTMでのデビューシーズンは、開幕戦ホッケンハイムで8位入賞を果たし、第2戦ユーロ・スピードウェイで3位表彰台、第3戦スパ・フランコルシャンで優勝と序盤は登り調子の活躍を見せてきました。ところが第4戦ブルノでトラブルにより13位に終わり、続く第5戦オッシャースレーベンと第6戦ノリスリンクでは2戦連続リタイヤに終わってしまいます。その後第7戦ニュルブルクリンクでは4位入賞しますが、第8戦ザンドフールトと第9戦ユーロ・スピードウェイでは連続12位。第10戦イスタンブールでは久々に2位表彰台を獲得するも、最終戦ホッケンハイムで15位と、浮き沈みの激しいシーズンとなってしまいました。最終的には30ポイントを獲得して総合5位でした。
今シーズンのDTMはハッキネンを始め、ジャン・アレジ(AMG・メルセデス)、ハインツ・ハロルト・フレンツェン(オペル)も優勝しましたが、全体を通してみればゲイリー・パフェット(AMG・メルセデス)とマティアス・エクストローム(オペル)の2人による争いで、最終的にパフェットが2位エクストロームに13ポイント差を付けてタイトルを獲得しました。
そのゲイリー・パフェットは現在24歳のイギリス人ですが、バルセロナで11月末からスタートする今オフ最初のF1の合同テストで、マクラーレン・チームから2日間に渡るテストに招かれており、そのテストの結果次第では、今後マクラーレンかBMWのドイツ系チームからF1デビューを果たす可能性があります。そして今年DTMでチームメイトとして戦ったミカ・ハッキネンも「この1年、僕は近い立場でパフェットのことを見てきたが、彼はDTMでとてもうまくやったよ。彼はとても安定して速いし、最も重要な局面でも絶対にミスをしないんだ。あの能力はF1でも通じるものだと確信するね。だから僕は、彼には十分F1でやれるだけの能力があると思っているよ」とその力量に太鼓判を押しています。
かつてキミ・ライコネンもハッキネンに力量を認められてF1で成功していますから、もしかしたらゲイリー・パフェットもF1で活躍する逸材かもしれませんね。何と言ってもハッキネンやジャン・アレジらを抑えてDTMを制した若武者ですからねえ。
話が逸れましたが、ハッキネンには来年、更なる活躍を期待したいです。
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