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■ 「マツダイラ」を堪能する
2005年06月28日(火)
M−NESTが誇る本格F1小説「マツダイラ」も、次のエピソードでようやく10話目を迎えることになりますが、その最新作の推敲を前に、もう一度自分で第1話から「マツダイラ」を一気に読み直してみました。 いや〜自分で言うのも何ですが、やっぱり何度読み返しても面白いわこれ!ストーリー展開もさることながら、それぞれのキャラクターのセリフの言い回しから背景描写、それにあらゆる場所にちりばめられた伏線とつながり、我ながら良くできた作品だなあ。まあ、しっかりとしたストーリー設定やキャラクター設定があり、読者を惹き付けるためにありとあらゆる趣向を凝らし、僕の中の持てるすべての想像力を駆使し、考えに考え抜いて書き上げているわけですから、面白くないわけがないんですけどね。
……と、ここまで書くと「自画自賛かよッ!」と思われそうですが、そりゃそうですよ皆さん。だってねえ、自分で書いたものを自分で読んで面白くなかったら、他人が読んでも面白いわけないですからねえ。まずは書いた本人が自分で読んで「面白い」と思えるものでなければ、読者を楽しませることなんてできませんよ。小説に限らず、絵でも音楽でも映画でも、それを“自分の意志で”世間に発表するということは、その作品に対して自信を持っているからできることなのですよ。逆に自分の作品に自信がないのだったら、その作品を世間に発表するのはやめは方がいいです。
もちろん、実際他人が「マツダイラ」を読んで面白いかどうかなんてことは僕にはわかりませんし、それは読者それぞれが決めることです。しかし、大事なのは、まず自分で読み返して面白いと思えるものを書くと言うことですね。ただし、読みもしないうちから「面白くなさそう」などという方は、おとといいらっしゃい。
第10話「Visitors before dawn(仮題)」は、7月中旬頃の公開予定です。
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