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■ F1、トヨタは処分免れる
2005年05月19日(木)
F1グランプリは今週末に第6戦モナコグランプリを迎えますが、それまでにせめてうちのF1レポートも1〜2戦は書き上げてしまいたいと思っています。リザルトなどのデータやヘッドラインはすでに出来上がっていますので、あとはレポートを書くだけなんですけどね。
さて、F1ではBAR・ホンダの車両規定違反によるポイントの剥奪とスペイン、モナコの2戦出場停止が話題になりましたが、ホンダと同じく日本のメーカーであるトヨタもスーパーライセンスに関する問題で、一時今シーズンここまで獲得したポイントがすべて剥奪されてしまうのではないかというニュースが流れましたね。しかし、幸い今回の件はFIAも大目に見てくれたようで、トヨタは何の処分も受けずに済んだようです。よかったですねえ。今トヨタはF1参戦4年目にして、初めてコンストラクターズランキング2位をキープしていますからねえ。これでポイントをすべて剥奪されてしまったら、トゥルーリの活躍が無駄になってしまいますからね。
F1ドライバーやF1チームがF1グランプリに参戦するには、FIA(国際自動車連盟)が発行するスーパーライセンスが必要なのですが、このスーパーライセンスを発行してもらうためには、例えば日本のチームや日本のドライバーだったら日本国内のライセンス、イギリスだったらイギリスのライセンスと、当該国ライセンスの更新が必要になります。 ところが、トヨタはこの当該国ライセンスの更新をしないままF1グランプリに出場していたとして、場合によってはサンマリノグランプリまでの全ポイントの剥奪も予想されていました。トヨタがライセンスの更新を怠っていたのがチームのライセンスなのか、ドライバーのうちの誰かのライセンスなのかは定かではありませんが、いずれにしてもそのライセンス更新の管理はチームであるトヨタがしているので、責任はトヨタにあるといえます。
しかしながら、今回の件は明らかに意図的な不正行為ではなく、単なる手続き上のミスに過ぎないということで、トヨタは今回厳重注意を受けただけで、具体的な処分は免れることになったというわけです。 まあそうですよね、ライセンスを更新しないことで何かメリットがあるわけでもないし、ライセンスを更新しなかったからと言ってレースでのパフォーマンスで何か有利に働くことなどないわけですから、何も処分されなかったのは当然のことだと思います。
まあ明らかな義務違反ですから、罰金ぐらいは科してもよかった気もしますが……。
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