Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ピアース・ブロスナン、ボンド役に終止符?
2004年07月30日(金)

 人気スパイ映画「007」シリーズの5代目ジェームズ・ボンド役を演じる俳優ピアース・ブロスナンがインタビューで、ジェームズ・ボンド役を演じることはもうないと語ったそうです。契約的な駆け引きのための発言との噂もありますが、本当だとすると、製作側は来年に公開予定の第21作目のボンドを決めなければならなくなります。「かかわった4作品のどれもが良い思い出だが、もう過去のことだ。これ以上ジェームズ・ボンドについて語ることはないよ」とブロスナンは言い切っているそうです。

 米誌エンターテインメント・ウィークリーのウェブサイトは27日、ブロスナンが「ジェームズ・ボンドの世界について言うべきことは全て言った。ボンドはもう1つの人生だが、もう終わったことだ」と語ったと伝えました。これを受けてMGMのマガーク副会長は記者団や金融アナリストらに対し、同社と007シリーズ関連の権利を保有するEON社が現在、21作目となる次作の準備段階にあるとコメント。脚本は既に完成、現在は監督の人選を進めており、配役はその後に検討する意向を明らかにしました。この手順は前作「ダイ・アナザー・デイ」と同じで、次回作は2005年11月公開を目指すといいます。

 ブロスナンのボンドは、彼の独特なハンサムガイなキャラクターと容姿が設定にマッチしていて、僕的にはピッタリの起用だと思っていたのですが、わずか4作品で降板ですか……。一体何があったのでしょうか。「007」シリーズといえばつい昨日、映画の中に登場する、最も素晴らしい車を決める投票で、1977年のボンド映画『007/私を愛したスパイ』に登場するロータス・エスプリが1位に選ばれたばかり。海中にも潜ることができるスパイのスーパーカーは、1980年代のテレビシリーズ「ナイトライダー」に登場するKITT(キット)、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で時空を超えるデロリアンを抜いて首位に輝いています。続く4位、5位には、「バットマン」のバットモービル、「ミニミニ大作戦」のミニクーパーがランクインしました。

 えー、話が逸れてしまいましたが、公開まであとわずか1年3ヶ月、製作期間まで含めると、一刻も早く次のボンド役を決めなくてはなりませんね。一体誰が6代目ボンドに選ばれるのでしょうか?歴代ボンドを見てみると、初代ボンドはご存じショーン・コネリーで、7作に主演。2代目はジョージ・レーゼンビーですが、彼は1969年の第6作目「女王陛下の007」のみの主演。3代目はロジャー・ムーア、彼はショーン・コネリーに並ぶ7作に主演しました。4代目はティモシー・ダルトンで、2作に主演しました。

 ジェームス・ボンドと言えばスポーツを好むダンディなプレイボーイで美食家。格闘術に優れ、車や銃の扱いに長けています。愛用の銃は、原作では、当初25口径ベレッタだったが、途中からワルサーPPKとなりました。特注の煙草を切らさないヘビースモーカーで、酒にはうるさく、「ステアせず、シェイクしたウォッカ・マティーニ」を愛飲します。こんな設定にピッタリマッチする俳優さんは、そう多くはないですね。僕が選ぶとしたら、そうですね、パッと思いつくのはジョージ・クルーニあたりでしょうか。皆さんは誰を選びますか?


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