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■ F1イギリスGPで数名が違反?
2004年07月13日(火)
決勝レース終盤の50周目、ジョーダンのパンターノがカウルの一部を吹き飛ばすアクシデントが発生しましたが、このときにダブル・イエローが提示されていたにもかかわらず、ジャン・カルロ・フィジケラ(ザウバー・ペトロナス)がスロー走行をせずに通過していた可能性があるようです。ダブル・イエローは「いつでも止まれる速さまで減速せよ」という意味で、オーバーテイクも禁止されています。なお、ダブル・イエロー区間ではフィジケラ以外にもミハエル・シューマッハとバリチェロのフェラーリ2台、ライコネン(マクラーレン・メルセデス)、バトン(BAR・ホンダ)らが減速無視を行ったとみられていますが、レース・スチュワードからはレース終了後に何らアクションは起こされていません。
通常こういったドライバーの違反に対しては速やかに審議が行われてペナルティの決定と通知がなされますが、なぜペナルティはおろか、審議中の表示すら出されなかったのでしょうか?これってミハエルとバリチェロの2台のフェラーリも減速無視していたからなんじゃないでしょうか?仮にフェラーリではバリチェロだけが減速無視をしていたとすれば、もしかしたら対象となるドライバー全員にペナルティが出されていたかもしれません。しかし、ミハエルも減速無視をしていたことから、対象となるドライバーにペナルティの指示を出せばミハエルにもペナルティが科せられることになり、スチュワード側はFIAやフェラーリの圧力を恐れて何もアクションを起こさなかったのではないでしょうか?
いずれにしても、ミハエルも減速無視をしてくれたことでバリチェロ、フィジケラ、ライコネン、バトンにもペナルティが出されることがなく、ライコネンは今季初の2位表彰台、バリチェロは3位、バトン4位、そしてフィジケラは何とザウバーで最後尾スタートから6位入賞を果たすことができました。今回は一緒に減速無視をしてくれたミハエルに感謝と言ったところでしょうかね。
もしミハエルを含む対象者全員にペナルティが出されていたら、トップ5台が仲良くピットレーンを通過していくという、とても面白い光景が見られたことでしょうね。そして最終結果は大きく変わっていたことでしょう。
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