Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 物議を呼んだグランプリ
2004年06月11日(金)

●F1第7戦ヨーロッパグランプリレポートをアップ

 ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)と佐藤琢磨(BAR・ホンダ)の接触で物議を醸しだしたF1第7戦ヨーロッパグランプリのレポートをアップしました。とりあえず今週末に行われるカナダグランプリの前にアップできてホッとしています。今週、来週はカナダ、アメリカと2週連続でF1グランプリが開催されますからね。

 さて、バリチェロと琢磨の接触に関してはBarでも触れましたが、否があるのはレース後の記者会見で「琢磨はアマチュアだ」と言い放ったバリチェロの方です。Barではかなり過激な書き方をしましたので一部のフェラーリファンの反感を買いそうですが、そんなものは気にしません。僕の考えは「正当」ですから。まあレポートではもう少しやんわりと書いていますけどね。

 それから、このグランプリでもミハエル・シューマッハが優勝しバリチェロも2位に入りフェラーリがワンツーフィニッシュを決めましたが、特にミハエルの優勝に関しては触れていません。書かんでもいいでしょう。今シーズンは雑誌「F1速報」でも優勝したミハエルを差し置いて佐藤琢磨を表紙に載せているらしく、ごくごく一部の(唯一1人、ともいう)「病的な」ミハエルファンはかなりご立腹のようですが、愉快な話ですね。はっきり言って今年のF1を本当に楽しんでいるのはフェラーリファンだけでしょうからねえ。僕なんか琢磨が活躍していなかったら、フェラーリがFIAと連んでチャンピオンシップをぶち壊している今年のF1なんか見ていませんよ。

 「F1速報」の表紙でミハエルではなく琢磨を載せたりしているあたり、「F1速報」は読者の気持ちをよく理解していると思います。毎回毎回シューマッハばかりの赤い表紙じゃ面白くも何ともないし、いつのグランプリ号かわからないですからねえ。買う人に「あれ?まだシューマッハが表紙の号が置いてある」などと古い号だと思われたら売り上げにも影響しますし。記事を書いている人も大変だと思いますよ。ミハエルが毎回勝ってしまって、書くことも同じになってしまいますからね。だから表紙も記事も、ミハエル以外のことに触れないと書くことがなくなってしまうんですよね。いっそのことミハエルに関しては「今回も強かった」の一言で十分だと思うのですが。

 フェラーリファンの方々も、毎回毎回フェラーリばかりで飽きませんか?僕なんか表彰式でフェラーリを讃えるイタリア国歌、はっきり言って聴いててムカつきます。イタリア人が優勝した場合に最初に流れるイタリア国歌はもう少し厳かで気にならないのですが、フェラーリを讃えるために演奏されるイタリア国歌はくだらない茶番にしか聞こえませんね。

 え?僕が言っているのは単なる負け惜しみに過ぎないって?と〜んでもない!フェラーリが強いのは、FIAと癒着してライバルチームにイチャモン付けて何かと禁止させて戦力を削ぎ、自分たちはFIAの恩恵を受けて「容量可変燃料タンク」や「重量の軽い燃料」の使用をまかり通らせてアドバンテージを受けているわけですからねえ。「5mmは許容範囲」(99年マレーシアGP)ってどういうことやねん!いい加減にさらせよフェラーリ!

 誤解されたくないのですが、ミハエルは強いドライバーですし、実力も文句なしのナンバー1ですから別に嫌いではないですよ。とにかく僕は、フェラーリが嫌いなんですよ。今のフェラーリの汚いやり方がね。バリチェロはもうすっかりフェラーリに洗脳されてしまったようですねえ。バリチェロがチャンピオンになることはもうないでしょうね。実力があったドライバーなのに、最近ではすっかりやる気を無くしてしまっているし……(合掌)。


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