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■ 50円を偲ぶ
2004年03月10日(水)
僕が大学時代に大阪で飼っていた「50円」という名前の猫がいるのですが、大学を卒業してからは近くのおばあちゃんの家で育てられていたのですが、先週の土曜日、9歳6ヶ月(推定)でこの世を去りました。
子猫の頃はもちろんですが、大人になっても可愛いくて可愛くて、おばあちゃんの家に遊びに行くたびにじゃれ合っていました。今年に入って何だか急に元気がなくなり、食欲もなくなり、だんだんと衰えていくのが目に見えてわかったのですが、ずっと家の中で飼われていたため特に病気というわけではなく、老衰だということでした。大学を卒業してからは一緒には暮らしていなかったのですが、やはりいなくなってしまうと、大学時代に色々な場所へ連れて行った思い出や、友達みんなに可愛がられていたことなどの思い出が、たくさん思い浮かんでしまいますね。独り暮らしで寂しいときも、僕が大学やバイトから帰って来るとテケテケと音を立てながら、にゃあにゃあ鳴きながら走り寄ってきた光景なども、まるで昨日のように思い出すことができます。
名前の由来は、お腹のあたりに10円大のハゲがあるのですが、その真ん中にだけ毛が生えていていわゆる5円ハゲだったのです。で、「5円」というのも安っぽいので初めは「和同開珎」と名付けようとも思ったのですが、それも何だか堅苦しいので、日本の穴あき硬貨では最も価値の高い「50円」と名付けました。彼もその名前が気に入ったらしく、「ごじゅえ〜ん!」と呼ぶと、「ん〜?」と返事をしたりしました。
50円がいなくなって、僕ももちろんとても寂しいですが、一番寂しいのは約8年間一緒に暮らしたおばあちゃんだと思います。50円は僕同様おばあちゃん子でしたからね。安らかに眠って欲しいと思います。
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