Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「13日の金曜日」1作目にあの人が!
2004年01月30日(金)

 うちの実家に、ケーブルテレビというものが導入されました。それまでうちの実家は、テレビが古く、ビデオデッキが壊れていたのでリモコンが使えず、テレビをつけたりチャンネルを変えたり音量を調節したりするときはその都度テレビの前まで言ってポタン操作をしなくてはなりませんでした。しかしケーブルテレビが入ったことでリモコンでそれらが操作できるようになり、さらに衛星放送はもとより、様々な新しいチャンネルが見られるようになり、両親は物珍しそうにリモコンでチャンネルを変えてみては感激していました。

 で、ちょうどあの懐かしの「13日の金曜日」の第一作目が始まるところだったので、思わず見始めてしまったのですが、何とこの映画に、若き日のケビン・ベーコンが出演していたのです!ケビン・ベーコンといえば「フラットライナーズ」「激流」「告発」「アポロ13」「インビジブル」、そして現在公開中のクリント・イーストウッド監督作品「ミスティック・リバー」に出演している今をときめく大物俳優、その彼が、「13日の金曜日」に出ていたんですねえ。

 役どころは連続殺人の舞台となるクリスタルレイクキャンプ場にやってきた6人の高校生の1人。しかも彼は物語の序盤に女の子とエッチをした後、女の子がトイレに行った途端にあっけなくベッドの下からナイフで刺されて殺されてしまいました。何ともこの手のホラー映画ではお決まりのパターンではありますが、まあ死ぬ前にいいことできて良かったねといった感じです。犯人は彼らが一通り終わるまで、ベッドの下で待っていてくれたんですかねえ。「せめて殺す前にいい思いをさせてやるか」と言わんばかりに……。

 それにしても、幼い頃テレビで見たときにはとても恐ろしいと思っていたこの映画、今観ると音楽もカメラアングルも役者の演技も何だか大味で、時代を感じますね。しかもこの1作目で次々に人を殺していったのは、あの有名なジェイソンではなく、幼い息子ジェイソンを湖での溺死で失った母親だったんですよね〜。そして今や「13日の金曜日」の主役となっているジェイソンは、最後の最後にオチとして出てくるだけでした。しかしあの最後のオチは、今観ても、来るのがわかっていてもゾクッとしましたね。


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