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■ Mako、トヨタのスパイ疑惑を予言?
2003年11月04日(火)
トヨタのエンジニア2人がスパイ容疑で身柄を拘束されたというニュース、シーズンも終わったF1界に衝撃が走りましたね。逮捕された従業員は元フェラーリに在籍しており、かつて噂になったようにフェラーリF2002の図面(ハードディスクとCD)を持ち出した嫌疑が掛けられているようです。警察はまずこの男の自宅を捜索、その後さらにトヨタF1の工場にも出向き、関係各部署を捜索すると共に同僚らから事情聴取を行ったということです。
これに対しトヨタF1のスポークスマンは「会社としての関与はない」と明言しており、「前フェラーリのエンジニアが木曜日に事情聴取を受けたが、警察からは短い質問を受けただけ。また彼のコンピュータがチェックされたが、翌日も彼は平常通り勤務に就いた」としています。さらに「今回の捜査はイタリア法廷によってのものだが、コンピュータの件につい てトヨタは会社として何ら関与しておらず、したがって彼の行動は正しいと確信しているので会社として制裁が行われることはない」ともしています。
皆さん、このニュース、何かに似ていると思いませんか?賢明なM−NESTファン(?)の皆さんならすぐにピンとくると思ったのですが、まるで「マツダイラ」の第5話そのものだと思いませんか?「マツダイラ」の話はもちろんフィクションですが、ウィリアムズを解雇されたエンジニアがその腹いせに、当時圧倒的な強さを誇ったウィリアムズ・ルノーのマシンFW15のデータを持ち逃げし、それをマツダイラが買い取ってマシン開発の参考にした……。まあありがちな話ではありますが、今回のトヨタの事件はとてもタイムリーな事件で、第7話でも引き続き触れていく内容に似てしまうので、僕にとっては非常に書きにくくなってしまいましたね。「マツダイラ」ではそのデータを持ち逃げしたエンジニアが狙撃されてしまいましたが、トヨタの事件ではそうならないことを願っています。
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