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■ ハリウッド版「ザ・リング」を観る
2003年05月28日(水)
鈴木光司原作の大ヒットホラー小説を映画化した「リング」のハリウッド版、ドリームワークスがリメイクした「ザ・リング」をビデオで観ました。基本的な話の流れはオリジナルの映画と同じなのですが(ちなみにどちらも原作とは若干異なります)、やっぱりこういうたぐいのちょっと気味悪い系の話は、日本の方が似合いますね。
オリジナルの貞子にあたるサマラも、貞子が役者の名演技で恐ろしい顔を表現しているのに対し、サマラは特殊メイクで対抗し、怖さでは貞子の方が一枚上手です。ただ、死んでいった一連の犠牲者の死に顔は、ハリウッド版の方が遙かに怖かったですね。恐怖に引きつったままの表情で死んでいる犠牲者たち、こちらも貞子同様オリジナル版は役者の表情で表現していますが、ハリウッド版はやはり特殊メイク、どう見ても顔、崩れてます。 問題の呪いのビデオの中身に関しても、オリジナル版は昔の日本の、どことなく素朴で寂しげで、寒気がするような気味悪さだったのに対し、ハリウッド版は抽象的な表現があったりして、オリジナルほど不気味さは感じませんでした。これも、日本の幽霊や心霊などになじみが深い我々日本人にとっては、オリジナル版の方がより怖かったです。
そういえば最近初めて気が付いたのですが、オリジナル版の冒頭で、一番最初に呪いのビデオの犠牲者となる主人公の姪、あれ、今をときめくデビュー当時の竹内結子だったんですねえ、知らなかった……。そしてハリウッド版で気付いたこと、サマラ、テレビから抜け出してからの動きが速ッ!この夏、あなたもご覧になってみては?
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