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■ 国連安全保障理事会
2003年02月19日(水)
イラク攻撃に向けて強硬な姿勢を崩さないアメリカに反旗がひるがえされました。14日に行われた国連査察団の追加報告は、査察の強化と継続を訴えるとともに、今月5日、アメリカがイラクの疑惑立証の決め手として公表した「新証拠」にも疑問符を投げかけました。報告を機に、国際世論の流れを一気に武力行使へと動かせると見ていたアメリカの思惑は大きく外れたのです。
一方、アメリカの武力行使は時期尚早だと牽制を続けてきたフランスは、査察継続こそがイラクの武装解除をもたらす最良の道であると主張し。ドイツやロシアなど安保理理事国15カ国のうち13カ国も相次いでフランスに同調しました。週末には、世界60カ国で数百万人を超える反戦集会やデモが行われ、国際世論は大きく戦争回避に傾いています。こうした中で、対立が鮮明化するアメリカとフランス。アメリカは国際社会で今、孤立状態にあるといえます。しかしアメリカは世界の中心とも言える超大国、おそらくアメリカが単独で強行手段を執るとしたら、他の国々はアメリカとの関係を壊さないために、結局はアメリカに同調しなくてはならなくなるだろうと言う見方が強まっています。
アメリカ国民の世論の半数以上も、イラクへの武力行使に反対しています。しかし、今のブッシュ政権にとって、今現在の国民の世論はあまり重要ではないと言われています。ブッシュ政権にとっては、武力行使をした後の、その結果が出てからとなる次期大統領選挙の時点での世論であり、ブッシュ大統領は現在の国民の反対を押し切ってでも、武力行使に踏み切る構えです。いますぐにという状態ではないようですが、この問題はしばらく尾を引きそう。
話は変わりますが、この話題は実はNHKの「クローズアップ現代」という番組で取り上げられていたのですが、この番組のキャスター、国谷裕子さんは魅力的な女性です。米国・ブラウン大学(専攻:国際関係および国際経済)を卒業しており、英語は堪能、知的でエレガントで、結構好みのタイプです。「クローズアップ現代」は国谷キャスターが見れてためにもなる、とても優れた番組ですね。これだけでも受信料を払う価値があるというものです。
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