Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 佐藤琢磨、来季はテストドライバーに
2002年12月18日(水)

 今年F1で99年の高木虎之介以来の日本人レギュラードライバーとなった佐藤琢磨、彼は最終戦日本グランプリでは見事5位に入り自身初ポイントを獲得したわけですが、彼の所属するジョーダンチームが財政難に苦しんでおり、スポンサーマネーのない彼の来季のシート獲得がずっと宙に浮いていました。
 しかし今日、ようやくその佐藤琢磨の去就が明らかとなりました。来年はレギュラードライバーを断念し、BAR・ホンダに、テストドライバーとして移籍することが正式に決定しました。BAR・ホンダには昨年もテストドライバーとして在籍していただけに、チームとの関係はおそらく問題なしでしょう。しかもホンダという後ろ盾が再びできたことで、2004年以降のストーブリーグも多少は有利になったのではないでしょうか。

 来年再びF1から日本人ドライバーがいなくなってしまうのは寂しいですが、長い目で見てみると、今年でホンダエンジンを失い、来年からはフォードの1年落ちのエンジンを使用せざるを得なくなってしまったジョーダンにいるよりは、ホンダで1年間修行した方が得策かもしれませんね。しかも来年でBAR・ホンダのエースドライバー、ジャック・ビルヌーヴの契約が切れるので、そのビルヌーヴの後がまとしてBARのレギュラーシートを獲得する可能性もありますからね。
 さらに来年はホンダはBAR1チームのみのエンジン供給。1チームに集中してエンジン開発ができるため、来年1年間で試行錯誤し、翌2004年には進化したホンダエンジンで琢磨にドライブして欲しいものです。

 またジョーダンは未だにシートが1つ空いたままなのですが、琢磨が候補から外れたことでベテランのエディ・アーバインが最有力候補に挙がっています。アーバインは今年いっぱいでジャガーを離脱し、来年ジョーダンのシートが獲得できないとF1に参戦できなくなってしまいます。アレジが去り、ハッキネンが去り、アーバインまでいなくなってしまうのはとても寂しいですからね、何とかジョーダンのシートを獲得してもらいたいものです。


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