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■ 「ヴァニラ・スカイ」のサントラ
2002年10月25日(金)
仕事をしながら、映画「ヴァニラ・スカイ」のサントラを聴いています。最近観た映画の中でも特に印象に残った作品だったのですが、映画の内容もさることながら音楽が非常に好きな映画でもあります。
特に好きなのが2曲目の「everything in its light place」と3曲目の「Vanilla sky」です。前者はレディオヘッド、後者は言わずと知れたポール・マッカートニーの曲ですが、前者は何といってもエレクトリックピアノのシンプルなイントロ、そして細い声で語るように始まる歌い出しが不可思議な印象を醸し出していていいですね。そして「Vanilla sky」は、広大なグランドキャニオンを馬にまたがって旅するような、のんびりとした、それでいて実にシブいアコギの音と、ポールの「♪インザッヴァ〜ヌィ〜ラッ、インザッヴァ〜ヌィ〜ラッ、インザッヴァ〜ヌィ〜ラッスックァ〜イ」という納豆のように粘っこい歌い方がいい!
それにしても「ヴァニラ色の空」というこの表現のセンス、天才ですな。サントラのジャケットはトム・クルーズの顔のアップなのですが、その背景が青空なんだけど若干セピアがかっていて、ああこれがヴァニラ色の空なんだ〜と納得できるジャケットです。僕が歌詞や歌の題名でこれまでにセンスを感じたのは、元YMOの細野晴臣が遙か昔に組んでいた「はっぴいえんど」というグループの「風をあつめて」という曲だったのですが、それ以来ですかね。僕にもこんな素晴らしい言葉のセンスがあったらなあ……。
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