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■ 「スターウォーズ・エピソード2」を観る
2002年06月29日(土)
夜の11時過ぎのレイトショーで、「スターウォーズ・エピソード2」の先行上映を見に行ってきました。この作品は、ジョージ・ルーカスが捨て駒として、とにかくたくさんの情報を詰め込んだ作品といわれているだけあって、話がいろいろと複雑で、いろいろなことがいっぺんに明らかにされすぎて、1回見ただけではすべてを把握するのは無理でした。まあそれでも、最初に公開された「スターウォーズ」の第一作目がエピソード4になるわけだから、今回とその次のエピソードですべての謎を明らかにして一作目に繋げなければならないから無理もないかなとも思いました。
それにしても展開が早く、たたみ込むように話が進んでいくので、映画の上映時間がとても長く感じました。それから映画の内容ですが、確かに面白かったのですが、最初の3部作に比べると話が飛躍しすぎてしまって、全体的な流れやディテールが損なわれてしまっている感がありました。最初の3部作はわかりやすい展開で、ひとつの出来事をじっくりと追っているので、素直に物語の中に入り込むことができたのですがねえ。 クオリティーも、今のSF映画はCGやSFXでもうどんなことでもできるので、SF映画を見ていると言うよりは、実車風のメカアニメを見ているような感覚でしたね。1977年に初めて公開された「スターウォーズ」の3部作は、あのデススターなんか紙を何枚も重ねて建設中の雰囲気を醸し出した手作りの模型、壮大な宇宙での戦闘シーンもミニチュアを使った特撮、そういったものを使ってあれだけの映画を作り出せたのがジョージ・ルーカスの凄さだったのに、今ではコンピューターでどんな表現でも簡単にデスクトップ上で作れてしまうので、確かに実写とCGの区別は全くつかなくなってしまうほどのクオリティーにはなりましたが、逆にそれに頼りすぎてやすっぽくなってしまったなあというのが正直な感想ですね。
ま、ハン・ソロ、ルーク・スカイウォーカー、チューバッカ、そしてダースベイダーと個性的なキャラが多かった3部作には足元にも及ばないと言った感じですね。「エピソード1」はそれでも結構内容的には良かったと思うのですが
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