アイゾウ

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2019年09月23日(月)
フリーフロー。3



例えば指に蜂蜜がついた時
周りに誰も居なかったら
きっとそれを舐めると思う。
今は公の場所だから、舐め
たくても舐められない。
もどかしくって、抑えられ
なくて、許可もとらずに
私は芝さんの手を握った。


そう、芝さんは一瞬蜂蜜化
した。何の話の時だったのか
思い出せないけれど、
え?なんで?
そんな事気にしなくていいよ
といった感じの事を言って
くれた時だと思う。
ぶわっとフェロモンのような
オーラのようなものを感じて
彼の雰囲気がぱっと変わって。
乱暴に言えば、
うーわっ、エッロ!!
と思わず言ってしまうような
そんな雰囲気。


するっと絡み合った指が
お互いの手を撫でてさすって。
でも何事も無かったかのように
会話は続けてた。
もう外は真っ暗で、店内の人も
少なくなってきていた。
断られなかったのをいいことに
私は軽く暴走して、数度
芝さんにハグをした。
自由な私は私の本能に流され、
どんどん自身を満たしていった。



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