アイゾウ

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2019年07月10日(水)
初陣。4



彼の手は胸から離れて
下へと移る。触って欲しい
所はあえて触らないで、
しかもそれをわざわざ言って
きたのに気が立った。
でも、一度触られ入れられて
しまうともう感謝しかない。
自分でするのとは全く違う
あの感覚は、何ものにも
代えられなくて、これでしか
得られない。
私の身体は跳ね暴れ、指が
抜かれるまで動き続けた。


荒い呼吸が整ってから、
髪をかきあげ彼のを舐める。
私にしては珍しく、見て
欲しい気持ちになっていて
意識しながら顔を動かした。
後に、たくさん出たね、と
彼から言われるほどに私の
唾液は溢れ、よく滑った。
優しく舐めないと、という
思いと、もっと食べたい、
という思いが天秤を揺らす。


入れているみたいだ
気持ちいいよ


嬉しい言葉だけれども、
これ以上続けると後々に影響
しそうな気がして、私は
口を離した。



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