2005年10月12日(水) |
出世する人。すぐ辞める人。 |
特に誰かが(会社を)辞めた訳ではないけれど、増員という形で社員を募集する事になった。
人事担当者の気まぐれで、今回初の試みとなる適正検査も導入する事に。私は試験監督と採点を担当する事になった。 適正検査といっても大した事をする訳でもなく・・ひたすら羅列された数字を足していくという通称クレ○リン検査というもの。昔は公務員試験でもやっていた検査らしい。今となってはあまり見かけないけどね。 そして今日、二人目となる希望者が面接にやってきた。
30歳、男、と聞いていたのでちょっとだけカッコいい人だったらいいなと期待していたのだが(オイ!)やって来たのは冴えないメガネくん。マジメだけがとりえです☆といったところか。 ちょっとテンションが下がったものの、一緒に仕事をする上で大切なのは顔より(仕事に対する取り組みの)姿勢、と自分に言い聞かせる(笑)まぁ、この人で決定って訳じゃないしね。
短い面接を終えた後、適正検査へ。私の出番がやってきた。 まずはやり方を軽く説明する。特に質問もなかったので、早速試験に取り掛かる。
・・・・試験監督って結構退屈。
一分単位で声掛けをしなくちゃならないので、全く暇って事はないんだけど。 この状態が45分も続くのか。。その間、どれだけの仕事ができるのか?今日は締めるものが沢山あるから結構忙しいんだよなー。採用者が決まるまで、こんな日々が続くのか。早く決まってくれないかなぁ。
退屈ついでに、解いている様子をチラ見。・・ん?
記入方法、間違ってないか?
詳しい説明ははしょりますが、羅列された数字を足した答えの下ひと桁の数字のみを記入するって説明したはずなのに、明らかに足した数字そのものを記入している模様。 ・・私の説明が悪かったのか?! 何せ私も新米試験監督なもので、説明が分かりにくかった部分はあったのかもしれない。だけど、昨日面接に来た人はちゃんとできてたんだけどなー。 仕方がないので試験を一時中断し、もう一度やり方を説明する→相手もアッサリ納得したようなので再び試験続行。そして試験終了。
後でそれを採点してみたのですが・・
一問も合ってないってどういう事よ?!
どうやら、足す箇所を間違えていたみたいです。 こことここを足した答えをここに書いて・・って2回も説明したハズなのですが。彼も「分かりました」って元気良く答えたハズなのに。 何も難しい事を説明した訳じゃないのに、ですよ。どうしたらあの説明でこんな間違いを犯せるのだろうか・・ただただ疑問。
答えが全く合わない事には適正検査の意味を成さない訳なのですが、1つだけ分かった事がありますよ。彼は人の話を全く聞いちゃいないって事がね(怒) ったく。適正云々以前の問題でしょ。 採点する必要もないので、試験用紙に大きく×を書いて人事担当者にそれを提出。「計算箇所が間違えていた為、判定不可能です」とフセンも貼っておきましたよ♪彼が採用になる事はまずないだろう。
※翌日、面接担当者に聞いたら彼も同じような事を言ってましたよ。「自己アピールはするけど、人の話が聞けない人だった」って。適正検査もまんざらムダではなかったらしい(苦笑)
+++
家に帰って、今日あった出来事↑をマチャハル氏に話しましたよ。 「いるよねー。そういうヤツ」という話でプチ盛り上がりでした。
人にもよるんだろうけど、私が人事担当なら面接よりもそういう素の部分を重視するかも。 例えば履歴書。就職活動中の学生時代に言われませんでしたか?履歴書は字がキレイ汚いよりも、丁寧に書かれてあるかが重要なんだって。全くその通りだと思う。 要はやる気なんですよね。仕事で不採用だった人の履歴書を送り返す事があるけれど、よく見ると郵便番号だとかホント些細な部分を書き忘れてる人って意外と多い。ちょっと見直せば気づきそうなものなのにねぇ。
入社してから相手がどの程度なのかが分かる時もありますよ。 稀に新入社員に仕事を教える事があるんだけど、その様子で相手がこの先どこまで延びていくかがほぼ見えてくる。
|